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トレンドマイクロの2017年12月期の連結決算、純利益256億円、前期比4%増

2018年02月18日 04時17分47秒 | thinklive

トレンドマイクロが15日に発表した2017年12月期の連結決算は、純利益が256億円と前の期比で4%増えた。2期連続で最高益を更新した。国内外で企業のサイバー攻撃に対する検知や防衛の需要が高まり、関連ソフトの販売が伸びた。未定だった年間配当は8円増の149円とした。

 売上高は1488億円と13%増えた。全体の6割を海外で稼ぎ、地域別では国内や北米、欧州など全5地域で増加した。北米やアジア・中近東はそれぞれ20%増と伸びが目立った。

 海外では企業向けを中心に引き合いが強く、国内では個人向けの「ウイルスバスター」の更新需要も貢献した。前期はパソコンのアクセスを制限し、身代金を要求する「ランサムウエア」が世界的に流行した。ウイルスを仕込んだメールを送る「標的型メール」も増え、こうした攻撃に対する防衛需要が高まった。

 営業利益は364億円と6%増えた。新製品の開発や営業分野を中心に従業員数を増やしており、人件費負担などの影響で売上高営業利益率は24.5%と前の期より1.6ポイント悪化した。株価上昇に伴い、管理職や専門職に支給する「株価連動型報酬」も膨らんだ。

 18年12月期は売上高を前期比11%増の1648億円、純利益を11%増の284億円と見込む。マヘンドラ・ネギ副社長は「中近東の金融機関などでサイバー防衛に対する需要が増している」と話し、海外営業を強化する方針だ。*2018/2/15 20:30

 

 

 


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