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中国初の国産リージョナルジェット機ARJ21-700の飛行体験

2017年05月05日 21時17分46秒 | thinklive

2016年6月28日、中国初の国産リージョナルジェット機ARJ21-700(以降、必要ない限りARJと略)が悲願の就航を果たしました。運航したのは成都航空という四川省成都を拠点とする航空会社、路線は成都から上海でした。

就航当初からARJは成都-上海虹橋間で週3便(火、木、土)の運航を行っていました。就航から1ヶ月ほどたった8月初旬の時点で存在する機体(試験機除く)は1機のみ(のはず)。新造機はトラブル等で欠航することが多いのですが、Flight Radarで見ると特に大きなトラブルなく運航していることを確認できていました。

就航当初からARJに乗ろうと思っていた僕は、何となくうまく行く予感がし始めました。ベトナム航空のA350に乗りにハノイまで行った時は、まだ1機しか納入されていない状態で、直前に機材変更に遭った苦い思い出がありますので、やはり慎重になってしまうんですよね。確実に乗ろうと思ったら、2~3機納入され、運航も安定した頃に行くべきです。張り切って行ったはいいものの「乗れませんでした」では腹が立っちゃうばかりですからね。しかし、ARJに限っては新造機にも関わらず、しかも1機のみの状態で、もうGO AHEAD状態になってしまったわけです。少なくとも僕の眼にはそう映りました。

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見た目からもわかる通りARJは小型機です。オールエコノミークラスで90人乗り、ファーストクラスとエコノミークラスの2クラス制で78人乗りの旅客機です。ARJ21という名前はAdvanced Regional Jet for the 21st Centuryが由来と思われ、後ろの700という数字は、2クラス制で70人(台)乗りを意味しているものと思われます。

同日のセントレア7時15分発の春秋航空に乗り浦東には8時半に到着。そしてそこからバスに乗って虹橋空港に到着したのはキッカリ11時でした。途中ひどい事故渋滞に遭い、「空港間の移動時間不足」という別のリスクが顕在化しましたが、何とか切り抜けることができました。

成都航空はカウンターBでのチェックインとなります。中国東方航空、上海航空のチェックインカウンターを使用しています。

 出発まで2時間ほどありましたので、ラウンジへ…と行きたいところでしたが、成都航空はアライアンスには入っていません。しかも成都航空のARJはオールエコノミークラスの設定です。僕にはラウンジに入る術がありませんでした。なので空港内をウロウロしていました。

さぁ搭乗が始まりました。まずはバスに乗ります。こういう大事な場面でバスでのボーディングは嫌いです。バスから降りて機体を外から撮ろうとすると機内に一番に入れず、機内に一番に入ると機体を外から撮れません。バスでのボーディングではこのジレンマと戦わなければいけないんです。難しい決断を迫られます。どちらか天秤にかけると、「機体の外からの写真」に軍配が上がったため、まずは外から撮影し、機内に入るのを若干遅らせることにしました。

中国新幹線に乗った記事を書いていても感じたのですが、中国ってなんだかんだ言って凄いです。最初はパクっても最終的にはちゃんと自分のものにしちゃいますから。単なるパクリと言ってしまったらそれはきっと間違っています。設計図が既にあるライセンス生産と、一から自前で作るのには全然違いますよ。特に飛行機のようなノウハウのいる大型製品はそう簡単にはマネできません。1機丸ごと飛行機を作るにはライセンス生産以上のノウハウが必要です。それを中国は徐々に徐々に身に付けていたんです。ライセンス生産で力を付け、独自開発までこぎつけたのが中国新幹線でありARJなんだと僕は考えています。もはや中国を侮れません、カタログ価格で三菱のMRJよりも3~4割ほど安いとされています。後述しますが、機内装備や乗り心地については他の航空機と大差がありませんので、ARJにも勝ち目はあるように思います。MRJを持つ日本もうかうかしていられませんよね。(中国国内だけでも300機ほど受注済)、

赤と金色の機体の塗装とは異なる印象のブルーのシートが配置され、非常に爽やかな印象のキャビンです。左側には2席が配置されています。お気楽なもんです。

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 食事が終わるとミネラルウォーターが配られます。3時間程度のフライトではこれくらいのサービスがあると助かります。

ちなみにキャビンクルーは4名が乗務しており、90人乗りのジェット機(通常2名)にしては多い印象でしたが、皆フレンドリーで、一部英語が通じないクルーがいたものの、意思疎通に困ることはありませんでした。クルーにカメラを向けると「綺麗に撮って下さいね」とリクエストをされるほどでした。

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