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大連万達集団、最低投資額1000元でインターネットでの資金募集、50分間で50億元調達

2015年06月23日 08時28分34秒 | thinklive

*今回の万達集団の成功は、中国におけるクラウドファウンディングの可能性が50億元、1000億円規模が可能な事実を証明した、今後、企業の資金調達に新しい道を開いた、

大連万達集団(ワンダ・グループ、中国の商業不動産大手) 19日、インターネットを通じて不特定多数の小口資金を集める「クラウドファンディング」の手法を活用し、3日間で計50億元(約1000億円)を調達したと発表した。

 同社によると、同手法による調達額としては世界記録という。募集額のうち、5億元を個人投資家に、残りを機関投資家に割り当てていたが、個人投資家分は募集開始から50分で1億元を超える資金が集まったという。今回、買えなかった一部投資家からは購入を求める声が上がっているといい、万達は2週間以内に新たに50億元を募る計画も明らかにした。

 同社は今月12日から万達傘下でネット支払いサービスを手掛ける快銭を通じ、クラウドファンディングでの資金調達を開始。最低投資額は1000元(約2万円)で、資金は商業施設「万達広場」の建設資金に活用する計画だ。当初、募集期間は4日だったが、期限前に予定額に達した格好だ。

 クラウドファンディングはもともと信用力の低い中小企業などが銀行以外からの調達方法として採用していた。万達が短期間で多額の資金調達に成功したことで、他の大手企業にも活用が広がる可能性がある。(大連=原島大介)


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