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フィリピンのドゥテルテ大統領の反米、嫌米姿勢は大学時代のベトナム戦争?米のアジア政策に課題!

2016年11月05日 16時57分42秒 | thinklive

フィリピンのドゥテルテ大統領が日本でも米国に対する過激な発言を繰り返している。26日の都内の講演で、米国を念頭に「外国軍部隊は2年ほどで出て行ってほしい」と述べた。筋金入りともいえる米国への反発姿勢は、大統領就任以前のダバオ市長時代の事件などを通じて培われたとされる。反米発言がフィリピン国内での絶大な人気を揺るがすことはなく、ドゥテルテ氏の発言に関係国が翻弄される展開は続きそうだ。

 

宗主国だった米国は軍をフィリピンに駐留させていたが、反米世論の高まりなどを受け1992年までに撤退した。南シナ海での米軍の存在感が低下すると、中国が海洋進出の動きを加速。米比は14年、米軍の事実上の再駐留を可能にする防衛協力強化協定を結んだ。

 

 そんな米国に対して、ドゥテルテ氏が厳しい姿勢を持つきっかけになったのが、市長を務めていたダバオ市で02年に起きた爆発事件とされる。 米国人男性のマイケル・メイリン氏が宿泊していたホテルの部屋で、爆発が起きた。比当局は部屋にあったダイナマイトが原因と指摘した。

 

 ドゥテルテ氏の説明によると、米連邦捜査局(FBI)のバッジを付けた人物が数日後、けがをしたメイリン氏を病院から連れ出し、米大使館が用意した飛行機で許可なく海外に連れ出した。メイリン氏はFBIの一員との情報もあった。

 

 「当時の米大使は徹底的に調査をして私に説明をするといったが、いまだに何の連絡もない。米国は我々を侮辱した」。ドゥテルテ氏は訪日前の21日、同事件について記者団にこう語った。「許せないのは国際社会で尊厳と栄誉が踏みにじられることだ。フィリピン国民には尊厳があるということを米国に証明したい」。26日の東京での講演でも触れた。

 

 自身の麻薬犯罪対策に対して米国が非難したことにも言及。麻薬問題の深刻さを強調したうえで「オバマ米大統領や欧州連合(EU)が虐殺事案として国際司法裁判所に私を訴えると脅してきた」と怒りを爆発させた。

 

 父が知事、母が教師という家庭で育ったドゥテルテ氏。社会主義思想に共感を持っているとの見方もある。ドゥテルテ氏はベトナム戦争を巡って反米運動が広がった1960~70年代前半に大学生活を送り、左翼系団体にも所属していたようだ。大学ではフィリピン共産党創設者のシソン氏からも学んだ。

 

 フィリピンと米国の軍は24日に開く予定だった高官レベルの協議を延期したと明らかにした。ドゥテルテ氏の止まらない反米発言が影響した可能性がある。


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