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慢性腎臓病の新治療法、既存薬に効果発見、東北大大学院など、ペニシリン的な革命的腎不全治療薬?

2017年10月19日 16時12分47秒 | thinklive

ミューズ細胞Muse cell; Multi-lineage differentiating Stress Enduring cell)は、東北大学の出澤真理らの研究チームにより発見された臓器の結合組織、骨髄、末梢血などに存在する未分化細胞の一種であり、非腫瘍形成性の多能性成体幹細胞である[1]骨髄真皮脂肪組織のような間葉系幹細胞、ならびに商用的に入手可能な間葉細胞(ヒトの線維芽細胞および骨髄)に存在する[2]。ミューズ細胞は自発的またはサイトカインの誘導により、単一の細胞から三胚葉すべての細胞に分化することができる。ミューズ細胞はin vivoでホスト環境に移植されたとき奇形腫形成をしない。これは、テロメラーゼ活性が低いことによって部分的に説明され、生体に投与したときの腫瘍形成の危険が低いことを意味する。*ウキペディア

Muse細胞は腫瘍性を持たない生体由来多能性幹細胞です。静脈投与で傷害組織に集積し、その組織に応じた細胞に自発的に分化することで組織を修復することが知られています。今回、東北大学大学院医学系研究科細胞組織学分野の出澤 真理教授の研究グループは、日本大学医学部およびカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究グループと共同で、ヒトMuse細胞を慢性腎臓病モデルマウスに静脈投与すると、腎組織が修復され腎機能が回復することを明らかにしました。ヒト細胞を拒絶しない免疫不全マウスにおいて薬剤投与によって慢性腎臓病モデルを作成し、ヒト骨髄由来のMuse細胞を静脈投与したところ、傷害を受けた腎臓の濾過器官(糸球体)に選択的に生着し、自発的に糸球体を構成する細胞として分化しました糸球体構成細胞に分化したMuse細胞は投与後7週においても腎臓内で生存し、腎機能を改善しました。一方、免疫機能が正常なマウスモデルで免疫抑制剤を投与せずに同様の実験を行ったところ、ヒトMuse細胞は5週までは分化・生存し、顕著な腎機能の回復を示しましたが、7週後になると排除され、腎機能も悪化したことから、Muse細胞が糸球体構成細胞として生着していることが腎機能回復に直接寄与していることが示されました。これらの結果から、Muse細胞の点滴投与で慢性腎臓病を修復再生できること、またドナーのMuse細胞が長期間にわたってレシピエントの体内に残り、回復効果をもたらす可能性が示唆されました。

本研究成果は、日本時間2017年7月4日にJournal of the American Society of Nephrology誌のオンラインで発表されました。*日経、

サイトカイン(cytokine) とは、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、標的細胞は特定されない情報伝達をするものをいう。 多くの種類があるが特に免疫、炎症に関係したものが多い。 また細胞の増殖、分化、細胞死、あるいは創傷治癒などに関係するものがある。

問い合わせ先

(研究に関すること)

東北大学大学院医学系研究科
細胞組織学分野
教授 出澤 真理(でざわ まり)
電話番号:022-717-8025
FAX番号:022-717-8030

(報道に関すること)
東北大学大学院医学研究科・医学部
広報室
講師 稲田 仁(いなだ ひとし)
電話番号:022-717-7891
FAX番号:022-717-8187
Eメール:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

 
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