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シンガポールプレスHD、SG最大の新聞、出版最大手、今後2年間で最大10%の人員合理化

2016年10月20日 16時46分18秒 | thinklive

SG$ー74.74円、

*16/8期の純利益が減少したとはいえ、198億円、売り上が8370億円、利益率が23.6%である、これで合理化するという、利益概念が日本とは異なる?合理化は無料紙化、手堅い、これなら成長スタイルへ転換する!

シンガポール・プレスHD(シンガポールの新聞・出版最大手) 今後2年間で最大10%の人員削減に踏み切ると発表した。現在の従業員数は約4200人。紙媒体の広告収入の減少を受けて経費削減を目指す。

 同社はシンガポールで最大の発行部数のストレーツ・タイムズを発行している。人員削減は解雇、自然退職、契約の不更新、再就職の斡旋などによって実施する。対象となる従業員に対しては労組と協力して公正な退職手当を保証し、再就職を支援する。hd

 人員削減の噂は1週間ほど前から流れていたが、金融通信社のブルームバーグによる先週の報道で一気に現実味を帯びていた。同社は17日に社員を集め、再編計画を説明したもよう。

 アラン・チャンCEOは17日に配布した広報資料の中で、市場を取り巻く環境が「今後も厳しいことが予想される」と指摘、「事業効率を高めるため経費抑制について難しい決定を下さなければならなかった」と説明した。同社はオンラインメディアの台頭の影響もあって広告収入の減少と発行部数の低迷に見舞われている。同社は14日、16年8月期決算を発表、それによると1年間の純利益は広告販売の急減で前期比17.5%減の2億6500万シンガポールドル(約198億円)だった。売上高は同4.5%減の11億2000万シンガポールドル。

 同社は事業再編の一環でタブロイド紙2紙を合体し、12月から無料の新聞を発行する。

 合体の対象の一つの「ザ・ニュー・ペーパー」は現在、1部0.70シンガポールドルで売られ、1日当たりの販売部数は平均6万部超。同紙は無料配布紙を除くと同社で2番目に部数の多い英字紙。同社を代表するストレーツ・タイムズの発行部数は8月時点で27万部。1年前の30万部超から大幅に落ち込んでいる

 同社はタブロイド紙2紙の読者を一体化し無料紙に振り向けることで広告主を増やしたいと考えている。無料紙の部数は最大で30万部と見積もっている。(シンガポール=菊池友美)

 


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