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中国ノ反腐敗活動拡大?紅二代に波及、中国の保険大手、安邦保険集団は14日、呉小暉董事長拘束される、

2017年06月15日 21時02分16秒 | thinklive

【重慶=多部田俊輔】中国の反腐敗運動が、これまで聖域視されてきた「紅二代」周辺にも及び始めた。建国に功績があった幹部の子弟である紅二代に近いとされる中国保険大手経営トップの身柄拘束が14日までに明らかになった。習近平国家主席の盟友、王岐山・党中央規律検査委員会書記が指示しているとみられる。共産党の最高指導部が大幅に入れ替わる5年に1度の秋の党大会を控え、権力闘争がうごめいている可能性もある。

中国の保険大手、安邦保険集団は14日、呉小暉董事長が「個人的な理由で職務を履行できなくなった」と発表した。5月に開かれた国際会議や北京市での大使館イベントを最後に姿を見せておらず、中国メディアによると当局に身柄を拘束されたもようだ。

 呉氏は浙江省出身。浙江省幹部の娘と結婚し、1990年代に自動車リースなどで起業した後、2004年に安邦を設立して経営トップを担ってきた。副首相などを歴任した陳毅氏の息子、陳小魯氏と親しく、中国の改革開放を進めた鄧小平氏の孫娘と再婚したとされる。江沢民元国家主席と近いともいわれる。

 安邦は自動車保険会社としてスタートし、米名門ホテル「ウォルドーフ・アストリア・ニューヨーク」の買収など業務を拡大。呉氏は昨年秋にトランプ米大統領の長女の夫、クシュナー大統領上級顧問と会ったことなどでも注目を集めた。

 安邦が急成長をたどる中で、中国大手メディアの「財新」は安邦の資金調達にかかわる不正や呉氏の紅二代との関係を報じてきた。呉氏は誤報などとして財新の記者を訴えるとしているが、財新の背後には、腐敗撲滅を進める王岐山氏が協力しているとの見方も根強い。

 王氏を巡っては4月に、親族にかかわる不正調査を米国逃亡中の実業家、郭文貴氏が米メディアを通じて暴露したばかり。今回拘束されたもようの呉氏は郭氏に連なるとの見立てもある。

 王氏が指揮する党中央規律検査委は4月、規律違反の疑いで中国保険監督管理委員会の項俊波前主席の身柄を拘束した。項前主席は郭氏と共謀したとされるほか、呉氏や安邦の不正を支援したとの観測も浮上している。3人が共謀した可能性も調べるとみられる。

 5年に1回の党大会は最高指導部が大幅に入れ替わるため、その前には権力闘争が激しくなる。5年前は重慶市トップで、一時は習近平国家主席のライバルとみなされた薄熙来氏が腐敗や妻の殺人事件などで失脚した。権力闘争と絡んで反腐敗運動が活発になる中で、中国で有力な地位を持つ紅二代にかかわる腐敗の深刻さが明らかになる可能性もある。*ロイター、日経


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