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ベトナム自動車大手、農業機械の工場初稼働、年間6千台生産、26年までに国内シェア4割、

2018年02月23日 16時25分48秒 | thinklive

【ハノイ=富山篤】ベトナムの自動車最大手、チュオンハイ自動車(タコ)は、農業機械の工場を稼働した。トラクター、耕運機など年6000台を生産し、国内と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国で販売する。ベトナム製の農機は初めてで、2026年までに国内シェア4割を目指す。

 新工場は中部クアンナム省に開設した=写真。面積は1万2500平方メートルでトラクターを年2000台、耕運機を年3000台、コンバインを年1000台製造できる。総投資額は5000億ドン(約24億円)。

 タコは17年、韓国農機メーカーのLSエムトロンと技術提携した。同社の技術を基に、部品の50%を現地調達するなどしてベトナム仕様の農機を開発した。

 今年の販売目標はトラクター500台。2026年には2100台、国内シェア4割に引き上げる計画。タコは販売価格について明らかにしていないが、ベトナムで普及しているクボタなど日本製に比べ低く設定したようだ。割安感を武器にラオス、カンボジア、ミャンマーなどへも輸出する。

 ベトナムは農業の機械化が遅れており、田植え、収穫など手作業に頼る農家が多い。農機市場では日本、中国の中古が多く、新品のベトナム製農機は商機があるとみている。


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