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中国、レアアースの生産、販売を統合、上位3社程度の寡占体制に、価格維持目的、政治体制に同調?

2016年10月14日 15時56分57秒 | thinklive

【広州=桑原健】中国鉱業大手の中国有色金属建設(北京市)は8日、レアアース(希土類)・耐火材大手の宜興新威集団(江蘇省)とレアアースの生産事業を統合すると発表した。レアアースの生産と販売の管理徹底を狙う中国政府が南部の企業を大手3社に集約する方針を示したことに対応した。政府の思惑通りに集約が進み、価格が上昇する可能性が高まってきた。

 両社は政府の許可を得て広東省広州市に新会社を設立し、2年以内に関連資産を新会社に移す。出資比率は有色金属建設側が51%、新威集団側が49%。岩石や泥状の原料からレアアースを分離する生産能力は最大で年約1万7000トンに達する。中国南部で現在首位とみられる中国五鉱集団(北京市)を上回る可能性がある。

 中国では北部の内モンゴル自治区で内蒙古包鋼稀土高科技がレアアースの生産をほぼ独占しつつあるが、南部では中小事業者が乱立し、許可を取らない違法採掘も後を絶たない。そこで中国政府は5月に今後1~2年で南部の生産の80%以上を国有企業を核とする上位3社に集約し、管理を強化する方針を決めた。 上位3社入りはまず経営規模の大きい五鉱集団が有力とみられ、残りを有色金属建設や中国アルミなどが争っている。有色金属建設は今回の事業統合の目的を「政府の支持を得るのに有利せdだから」と説明した。

 日本の独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構は「政府の管理強化はレアアースの価格上昇につながる」(金属企画調査部)として、日本メーカーなどへの影響を指摘している。

中国は現在、世界のレアアース生産の9割以上を占めるが、埋蔵量は3割程度にすぎない。政府はレアアースを戦略的に活用していく考えで生産会社の集約や輸出制限の強化に乗り出している、

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