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中国農業の大規模化に世界の農機メーカーが参入、中国農業市場での優位獲得が世界農機メーカーの課題、

2016年08月24日 21時19分53秒 | thinklive

*農業市場をみても今後の産業存続には中国市場の成長が不可欠なのだ、経済的合理性からは、中国敵視戦略なんてのはあり得ない、軍需産業なんてのは世界産業の,2,3%レベル、

農民専業合作社 肥料や資材の共同購買で生産性向上を図る日本の農協に似た組織。設立が本格化したのは07年に中国政府が「農民専業合作社法」を施行し法人格を与えてから07年に2万6000社だったが、14年には100万社を突破、中国農業の近代化を進めるけん引役となりつつある。15年には160万社、

*周辺の農地を纏めて耕作を引き受ける、農業に入るヒトが少ないのは日本と同様で、異なるのは、中国では、専門化するパートが激増している、それを採用するにも規模化優劣がレキゼンで、規模化を加速する要因となる、

 大規模な農業経営の潮流が、中国で農業機械の需要を押し上げている。英ユーロモニターによると、中国の農械市場の規模は2015年に前年比24%増の6兆6千億円。日本の8倍で、米国(3兆8千億円)を上回り世界最大だ。

 従来は小型トラクターなどの簡易な設備が中心だった。それが近年になって大型のトラクターやコンバイン、乗用田植え機などの需要が拡大してきた。第一托拉機(第一トラクター)など中国勢に加え、米ディアやクボタなど海外勢にも販売拡大の機会が広がる。クボタは中国向けにホイール式の大型コンバインを投入した(江蘇省蘇州) 農地の使用権をまとめて譲り受け、大規模農業の担い手となっている農民専業合作社の存在感は高まるばかりだ。中国政府が法人格を与えていることで金融機関からお金を借りやすく、まとまった資金が必要な農機調達に積極的に取り組めるようになっている。

旺盛な農機需要を取り込もうと、農機メーカー各社は攻勢をかけている。稲作用のコンバインで中国トップシェアのクボタは、17年秋をメドに江蘇省蘇州の既存工場の隣接地に第2工場を建設。大型のトラクターなど畑作分野を開拓する。

 井関農機も中国国有の東風汽車グループとの合弁新工場が湖北省襄陽市で17年初めにも稼働する予定で、田植え機やコンバインを増産する。大型トラクターなどに強い米ディアも中国東北部を中心に生産体制を強化しているもようだ。

 クボタ中国法人の南龍一総経理は「中国農業は担い手不足で機械化しなければ成り立たない。農地の大規模化と農機の大型化は一段と進む」と期待している。


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