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東芝、トルコ電力大手、ゾルエナジーGから、地熱発電所向けタービンと発電機7万kwを受注、17/10月稼働

2016年05月28日 09時13分25秒 | thinklive

株価推移 266.3前日比+26.3(+10.96%) 

1株利益23.62

チャート画像コの電力大手ゾルルエナジーグループが同国西部に建設を予定している地熱発電所向けの蒸気タービンと発電機を受注した。発電能力は約7万キロワットで、欧州・中東地域では最大級の地熱発電プロジェクトとなる。併せて同グループと火力や水力も含めた開発協力で合意した。設備納入を契機に地熱資源の多いトルコやアフリカなどで新規の案件開拓を加速する。

 トルコ西部のクズルデレ第3地熱発電所向けに、高温の蒸気で直接タービンを回す「フラッシュ型」の設備を納入する。受注額は非公表だが数十億円とみられる。同発電所向けには東芝が提携する米社も設備を納入する。発電所は17年10月に稼働する見通しだ。東芝がトルコで地熱向け設備を受注するのは2例目。

 トルコは西部を中心に地熱資源が豊富。政府も地熱発電を拡大する目標を掲げており、今後も発電設備や関連サービスのニーズが見込める。東芝は地熱分野では世界シェア26%(設備容量ベース)で首位。トルコでの案件をモデルに地熱資源の豊富なアフリカなど、近接地域での事業拡大に弾みをつけたい考えだ。

 経営再建中の東芝はエネルギー事業を半導体などと並ぶ注力事業と位置付ける。中核は原子力だが、地熱などの再生可能エネルギーも新事業として育成を急ぐ。


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