THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

中国の景気、持ち直し鮮明!

2017年01月03日 13時02分09秒 | thinklive

【上海共同】英調査会社マークイットは3日、2016年12月の中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が51・9だったと発表した。前月に比べ1・0ポイントの大幅な上昇で、2013年1月以来、3年11カ月ぶりの高い水準。好不況の判断の節目となる50を4カ月連続で上回った。

 公共事業などの拡大を受けて、中国の景気は持ち直しの傾向が鮮明となった。

 中国国家統計局などは1日、12月のPMIが51・4だったと発表した。マークイットは毎月、国家統計局とは別に独自で中国のPMIを調査している。

2006年、中国の名目GDPは2兆7,000億ドル(約274兆円)だった。10年後の今年は11兆ドル(約1,120兆円)に増えた。実に10年で800兆円以上の成長だ。中国経済の1年間の拡大規模は、スウェーデン一国の経済を上回る。

中国はGDP成長率目標の最低ラインを6.7%に設定しているが、世界で2番目に大きい経済体の6.7%というのは、とてつもなく大きい数字だ。

 中国国家統計局が10月19日に公表した2016年7〜9月期の実質成長率は前年同期比6.7%増だった。3四半期連続の同6.7%増と横ばいで推移している。しかし、これを前期比で見ると若干様相は異なっている。2016年1〜3月期の前期比1.2%増(年率換算4.9%前後)をボトムに、4〜6月期は同1.9%増(年率換算7.8%前後)、7〜9月期は同1.8%増(年率換算7.4%前後)と年率換算で7%台の伸びを回復してきている。長らく続いた景気減速に歯止めが掛かり、中国経済は持ち直してきたといえるだろう。

2016年の需要の内訳を見ると、消費面では2015年10月に開始された小型車減税の影響で自動車販売台数が前年同期比14.3%増(1〜11月)と大きく伸びたのに加えて、2014年11月以降の6回に渡る利下げで住宅ローン金利も低下、それが住宅販売を促進するとともに家具などの消費にも好影響を与えた。

投資面では民間企業の投資は前年同期比3.1%増(1〜11月)と低迷していたものの(2015年は同10.1%増)、国有企業の投資が前年同期比20.2%増(1〜11月)と極めて高い伸びを示した。中国政府の指導の下、国有企業がインフラ投資を加速させることによって、投資全体が大きく落ち込むのを回避したのである。

また、足元の景気動向を敏感に映す製造業PMI(購買担当者景気指数)を見ても、11月は51.7%と2カ月連続で上昇し、2016年2月の49.0%をボトムに回復傾向が鮮明となってきた。他方、非製造業の景気動向を示す商務活動指数を見ても、11月は54.7%と3ヵ月連続で上昇、拡張収縮の境界とされる50%を大きく上回るレベルで推移している。

政策の重点は景気対策からバブル退治に移る

一方、金融政策の流れを振り返ると、景気が失速しそうになった2015年末から2016年初めには株価が急落、人民元が売られる中で、中国人民銀行は市中銀行から強制的に預かる資金の比率である預金準備率を0.5%引き下げて対応した。しかし、利下げは見送った。

 

2017年は調整が避けられない

 

 


ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 中国、海航集団傘下のアポロ... | トップ | 中国、香港企業の航空機リース... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む