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電通イージスCEO、連続するM&Aに付いて語る、最先端人材を持つ最先端企業の統合と関連分野の関係強化、

2017年07月08日 10時09分05秒 | thinklive

電通イージス・ネットワークは、先月の米データマーケティング/CRM会社 「マークル(Merkle)」に続き、今月1日に米オーディエンスデータ・マネジメント会社「アコーダント・メディア(Accordant Media)」を買収しました。これらの動きに関して、電通イージス・ネットワークのCEOがAdExchangerのインタビューに答えています。

「プログラマティックこそが未来の働き方であり、それをサポートする技術を持った人々とテクノロジーへの投資を続けていきます」と語るのは、2020年までに100%プログラマティック化を目指している電通イージス・ネットワークのCEO、Jerry Buhlmann氏。

電通のデータドリブン”爆買い”に対してBuhlmann氏は「新たなスケールと才能を欲するのであれば、イノベーションをグループに持ち込むしかありません。M&Aはそれを行う迅速な手段です。<中略>世界中に30,000名を超える人々を抱え、400名のマネージャーがいますが、そのマネージャーのうちの200名は買収によって電通イージス・ネットワークにやってきました。このことが私たちのビジネスに本物の起業家文化をもたらしてくれています」とコメントしています。

また、マークル社買収に関しては、「電通イージス・ネットワークにとって戦略的なステップです。マークル社は37億ものファーストパーティデータを保有しています(クライアントは全世界に650社以上)。同社によって、オーディエンスマーケティングと人ベースマーケティングが1つとなるため、この買収はとても大きな補完であると見ています」と伝えています

買収条件は公開されていませんが、電通イージス・ネットワークは、2015年に4.26億ドルの収益(前年比14%増)を記録していたマークル社を15億ドルで買収したと言われています。米国16ヵ所にオフィスを抱える同社の買収によって、米国での影響力が高まることが期待されます。また、マークル社は巨大メディア企業であるFacebook、およびアドテクパートナーであるGoogleと密接なパートナー関係にあったため、今回の買収によって電通イージス・ネットワークと両企業とのつながりは強化されるでしょう。

そして、2015年12月期で1,647万ドルの収益を上げ、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ロンドンの各都市に営業拠点を構えていたアコーダント・メディア社。電通イージス・ネットワーク米国CEOのRob Horler氏が「(当買収はスケールするためではなく)アクハイアリングである」と明言している70名のプログラマティック・スペシャリスト達の専門知識および技術は、アムネット(Amnet)のトレーディングデスクと統合される予定です。

「高成長している分野に集中することで成功できます」というBuhlmann氏。実際、2012年に英国拠点のイージスグループを買収するまで日本以外で存在感がなかった電通イージス・ネットワークは、グローバルで20%の成長率に達しようとしています。

「ソーシャル、モバイル、動画で専門性を高め、デジタルエコノミーの中心にいることを心がけつつ、CRM、データそして顧客経験価値を築き、それらを最も適切な方法でリンクさせること。そして、古びた広告代理店グループを買収しないことがカギです」と語るBuhlmann氏のリーダーシップは、着実に成果を挙げています。

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