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淡路市・舟木遺跡 弥生時代の鉄器工房跡が4棟出土

2017-01-25 21:17:57 | 竹姫(浄岸院)
 兵庫県と淡路市の教育委員会が25日、淡路市舟木にある弥生時代後期の山間地集落遺跡「舟木遺跡」の発掘調査で、新たに鉄器生産工房跡と、手工業品を生産した可能性のある工房跡、鉄器などが見つかったと発表した。
 見つかった4棟の大型の竪穴建物跡のうち3棟は敷地が円形で直径が10mを超える大型で、うち1棟から4基の炉の跡が確認された。柱が外側に寄り中央部が広いことから、作業をする空間だったと想定される。また4棟全てから鉄器製作に使ったとみられる石器を多数発見。鉄器は計57点見つかり、鍛冶関連のほかに針状鉄器など小型工具が出土した。針状鉄器は小さいものでは長さ4mm、幅1mmで、何らかの手工業品を生産する大規模な工房群が存在した可能性があると指摘している。鉄の加工に使った台石や砥石など石製工具42点や、祭事用と考えられる弥生時代終末期(3世紀初頭)の土器も出土した。
 過去に同市で見つかった近畿最大の鉄器生産遺跡「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」(同市黒谷)を上回る規模とみられる。工房があった時期は同時に出土した土器の年代から、2世紀後半とみられる。 
 五斗長垣内遺跡では、鉄鏃などの武器類が多く出土した一方、舟木では明確に武器と認められるものはなかった。二つの集落はわずか約6kmの距離でほぼ同時期に存在していたが、生産物に違いがあることが判明。五斗長垣内が消滅した後も舟木で鉄器生産が続けられていたことも分かった。
 2月5日午後1時半から、北淡震災記念公園セミナーハウス(同市小倉)で発掘調査成果報告会が開かれる。
[参考:神戸新聞、毎日新聞]

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