『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『パブリック・エネミーズ』

2012-12-10 | Movie(映画):映画ってさ

『パブリック・エネミーズ』
"Public Enemies"
監督:マイケル・マン
脚本:ロナン・ベネット、アン・ビダーマン、マイケル・マン
2009年・米

++++

大恐慌時代のアメリカ。

人々は銀行強盗ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)に熱狂していた。

彼は大胆な手口で次々と銀行を襲いながらも、決して弱者の金に手をつけなかったからだ。


そんな中、FBIはついにデリンジャーを

「パブリック・エネミーNo.1(社会の敵ナンバー・ワン)」

として指名手配する。



これまで巧いことやってきたデリンジャーも、徐々に狭まる包囲網に絡め取られつつあった。


++++ 


パブリック・エネミーズと言っても、チャックDの自伝映画じゃないよーん。

とか言っても、今の若者はPE(パブリック・エナミー)なんて聴かなそうだから、こんなギャグ通じないか・・・。




個人的にシカゴのギャング物映画が3度の飯より好物であり、加えてこの、主役ジョニー・デップ、恋人マリオン・コティヤール、敵役クリスチャン・ベールという超豪華キャスト。

にも関わらず、映画としては、まあたいしたこと無いと言う・・・。



めっちゃくちゃ丁寧に撮ってますけどね。

アメリカ人の撮るギャング物って、だいたい異常に愛情が込められている場合が多い。


『ロード・トゥー・パーディション』とか、『モブスターズ』とかね。


ボニー&クライドとかデリンジャーとか、いわゆる義賊系って、日本で言えば新撰組で映画撮るような感じなのかも。

新撰組は義賊でもなんでもないけど、まあ判官びいきをくすぐられると言うかね。


そういう意味で、こちらは実在したデリンジャーへの思い入れが全く無いので、アメリカ人が観るのとは事情が違うのかも新米(しんまい)。

土方歳三の話だったら、日本人は、それこそ「映像の行間まで読む」くらいな感じで観るわけだから。




ところで、FBIのメルヴィン・パーヴィス捜査官を演じたクリスチャン・ベールはもう一人の主役と言っていい。

リンゴ園だかトウモロコシ畑だかでプリティボーイ・フロイドを撃ち殺して名を上げたパーヴィスは、実戦における自身の力不足も、部下たちの力不足もよく心得ていた。

リアリスト。


本作では、パーヴィスのその後の人生における悩み(かつて自分を寵愛したFBI長官フーヴァーとの確執)については語られていない。

エピローグでただ一言、パーヴィスの「その後」が記されるのみ。 


そのせいで、かえって想像をかき立てられる。

「事後」も彼は、デリンジャーとの格の違いに苦しみ続けたんではなかろうかという勝手な想像を。


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