本棚から何回も取り出してきては読んでいる2008年11月のBRUTUSなんだけど、今週も長時間移動があったので、持って行って、熟読した。
とにかく、本や雑誌を片っぱしから買うんだけど、一字一句逃さず読まないと読んだ気にならない上に、古ーいのまで出してきて読みはじめるから、いつまで経っても読み終わらないんだよね。
ロールプレイング・ゲームとかやると、全部の宝箱を開けてまわるやうな。
勇者としては非常にスケール小さい感じで。
本号では、山に関する書籍の紹介コーナーで、
キャサリン・メイヤー著の『山でウンコをする方法』
が取り上げられてて、その辺り、ちゃんとした特集だと思うね。
『焚き火大全』、『遊歩大全』と来て、あれ・・・、そんなクリーンな?
キレイなとこだけ取り上げて?
と疑問をもったところで、メイヤーの『山ウン』がちゃんと抑えられていて、全国の山男たちも溜飲を下げる感じで。
靴を汚さないやり方とかね。
この号は、オブ・ザ・イヤー2008で、特集オブ・ザ・イヤーに選んでて、確かそん時も書いたんだけど、なにしろ
『松浦弥太郎、世界でもっとも美しい道、ジョン・ミューア・トレイルを行く。』
が良い。
加えて、
『History Of Great Backpacking Gear』(山岳ギアの進化の歴史がまとめてある)
が、超ナイス。
あと、2007年頃にパタゴニアのパンフレットに載って話題になった、グレン・デニー撮影の、60年代ヨセミテの写真が一部掲載されてるんだけど、
そこにチラッと写っている若き日のイヴォン・シュイナードは、俺の中でジャクソン・ブラウンにしか見えない。
似てない?
そこ気になるの、俺だけ?
これらの写真を撮ったグレン・デニーは、なんか急に登場した印象があったんだけど、本号のインタビューで、その辺のことも解き明かされている。
グレン・デニーは、ヨセミテでクライマーたちと若き日を過ごした後、西洋文学にハマッて、スタンフォード大の図書館員として働いてたんだって。
インタビューでのデニーのコメント。
「あまりにたくさん(ヨセミテでクライマーの写真を)撮りすぎていて整理をするのも大変だったんだ。
そうしていたら、あっというまに40年がたってしまった」
※カッコ内は補足
・・・これって、すごい分かる気がするし、人生ってこういうもんかもね。
■今夜が山田(読み物)
・『星と嵐』 (1954年/ガストン・レビュファ)
・『富士山頂』 (1974年/新田次郎)
・『みんな山が大好きだった』 (1983年/山際淳司)
・『荒野へ』 (1996年/ジョン・クラカワー)
・『マウンテンタウン』 (2000年/ボニー&アーサー・ガイサート)
・『BRUTUS 650号 山特集』 (2008年)
・『山の雑誌 まとめ!』 (2012年)
・『BRUTUS 753号 歩こう。』 (2013年)
・『アラスカへ行きたい』 (2014年/石塚元太郎、井出幸亮)
・『BRUTUS 802号 キャンプしようよ』 (2015年)
■今夜が山田(映像)
・『Mountain of Storms』 (1968年・米)
・『イントゥ・ザ・ワイルド』 (2007年・米)
・『180° South』 (2009年・米)
・『グレートサミッツ アウヤンテプイ ~天空のロストワールド』 (2010年・日)
<熱帯雨林>
BRUTUS (ブルータス) 2008年 11/1号 [雑誌] | |
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