ああ、俺はついに書こうとしている。
『吉田類の酒場放浪記』のことを。
新橋部(新橋部についてはオブ・ザ・イヤー2010 の 結成オブ・ザ・イヤーを参照ください)のメンバーに、この番組をDVDに焼いて渡すという話をしてて。
それからしばらく経つんだけど・・・
1枚300円も400円もするブルーレイに、この番組を焼きこんでしまって、人としていいのか。
そんな迷いが生じて、放ったらかしてある。
(本当は面倒くさいだけ)
そうこうしてるうちに、男塾がウチに押し掛けてきて(男塾についてもオブ・ザ・イヤー2010 の 結成オブ・ザ・イヤーを参照ください)、
3号生が台所で牡蠣やらササミやらを料理してる隙に、1号生と2号生でポケーっとこの番組を見ていたら、再放送で、稚内にある「居酒屋るぱん」が出てきた。
「るぱん」が出てきた・・・って言っても、別にこの店に行った事がある訳じゃないんだけど、とにかく寂しくてね、店の周りとか。
さすが北の街という感じで。
そういえば、高校生の頃、仲間と稚内に旅した事があって、北の街もいいな・・・
なんて思ったけど、実際はちょっと、その、住むにはいろいろ厳しいんじゃないだろうか。
あの戸外の暗さと寒さ・・・。
などと、失礼な妄想を抱きながら見るのも楽しい。
類さんは、ほとんど東京と神奈川を中心に攻めているのだが、たまに北海道とか鹿児島に遠征して、その地の居酒屋を荒らして帰るのだ。
1号生と「るぱん」の刺身の値段について、あーだこーだ盛り上がっていたら、料理を終えた3号生が出てきて、一緒にTVを見だしたのだが
「気に入らん」
と、類さんを批判し始め(3号生はものすごく怒りっぽい)、
「まあまあ、特に気の利いたコメントもしないのが、類さんのいいとこなんだよ」
と、褒めてるのかけなしてるのか不明な感じで俺が場をとりなす、という意味不明な感じで夜が更けていったのだった。
この番組の素晴らしいところは、サザエさん的、あるいは水戸黄門的な予定調和であって、その意味で、俺の中では、かつての『水曜どうでしょう?』みたいな感じで機能している。
そうそう、水戸黄門と言えば、
「この紋所が目に入らぬかっ!」
的な決め台詞として、
毎回、番組の最後に、類さんが
「じゃあ、もう1軒、寄って帰ります」
という台詞を言って番組を締める流れなんだけど・・・
たまに、店を出た時点で本当にべろべろに酔っていて、この簡単な一言がなっかなか言えないの。
類さん自身がこの台詞を思い出せなくなって、呂律のまわらぬ舌で、時間稼ぎの無駄話を始めてしまうのだ。
「類さん、ここでそんなに尺使ってどうすんの!?」
そんな、ディレクター的ハラハラ感で見守るのも、また楽しいのだった。
なんと・・・、去年、横浜―巨人戦の始球式をっ!
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