『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

『吉田類の酒場放浪記』

2011-03-01 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう



ああ、俺はついに書こうとしている。

『吉田類の酒場放浪記』のことを。


新橋部(新橋部についてはオブ・ザ・イヤー2010 の 結成オブ・ザ・イヤーを参照ください)のメンバーに、この番組をDVDに焼いて渡すという話をしてて。


それからしばらく経つんだけど・・・

1枚300円も400円もするブルーレイに、この番組を焼きこんでしまって、人としていいのか。

そんな迷いが生じて、放ったらかしてある。

(本当は面倒くさいだけ)


そうこうしてるうちに、男塾がウチに押し掛けてきて(男塾についてもオブ・ザ・イヤー2010 の 結成オブ・ザ・イヤーを参照ください)、

3号生が台所で牡蠣やらササミやらを料理してる隙に、1号生と2号生でポケーっとこの番組を見ていたら、再放送で、稚内にある「居酒屋るぱん」が出てきた。


「るぱん」が出てきた・・・って言っても、別にこの店に行った事がある訳じゃないんだけど、とにかく寂しくてね、店の周りとか。

さすが北の街という感じで。


そういえば、高校生の頃、仲間と稚内に旅した事があって、北の街もいいな・・・

なんて思ったけど、実際はちょっと、その、住むにはいろいろ厳しいんじゃないだろうか。

あの戸外の暗さと寒さ・・・。


などと、失礼な妄想を抱きながら見るのも楽しい。

類さんは、ほとんど東京と神奈川を中心に攻めているのだが、たまに北海道とか鹿児島に遠征して、その地の居酒屋を荒らして帰るのだ。


1号生と「るぱん」の刺身の値段について、あーだこーだ盛り上がっていたら、料理を終えた3号生が出てきて、一緒にTVを見だしたのだが

「気に入らん」

と、類さんを批判し始め(3号生はものすごく怒りっぽい)、

「まあまあ、特に気の利いたコメントもしないのが、類さんのいいとこなんだよ」

と、褒めてるのかけなしてるのか不明な感じで俺が場をとりなす、という意味不明な感じで夜が更けていったのだった。


この番組の素晴らしいところは、サザエさん的、あるいは水戸黄門的な予定調和であって、その意味で、俺の中では、かつての『水曜どうでしょう?』みたいな感じで機能している。


そうそう、水戸黄門と言えば、

「この紋所が目に入らぬかっ!」

的な決め台詞として、

毎回、番組の最後に、類さんが

「じゃあ、もう1軒、寄って帰ります」

という台詞を言って番組を締める流れなんだけど・・・

たまに、店を出た時点で本当にべろべろに酔っていて、この簡単な一言がなっかなか言えないの。


類さん自身がこの台詞を思い出せなくなって、呂律のまわらぬ舌で、時間稼ぎの無駄話を始めてしまうのだ。


「類さん、ここでそんなに尺使ってどうすんの!?」

そんな、ディレクター的ハラハラ感で見守るのも、また楽しいのだった。



始球式
なんと・・・、去年、横浜―巨人戦の始球式をっ!



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