『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

映画 『アマデウス』

2010-10-09 | Movie(映画):映画ってさ
『アマデウス』
"Amadeus"
監督:ミロシュ・フォアマン
脚本:ピーター・シェーファー
1984・米

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ウィーンの精神病院に運び込まれた老人。
彼はサリエリと名乗り、かつては皇帝ヨゼフ二世に仕えた宮廷音楽家であったと語る。

やがて彼は、かつて彼の前に現われ、彼の人生を変えた一人の天才の記憶を語り始める。

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サリエリを物語の語り手にしたところが上手い。

この映画に惹かれるのは、サリエリという努力家が、同時代に現われてしまった神童・モーツァルトの存在に苦しめられ続けるという、そのストーリー構成だ。

サリエリは終始モーツァルトへの嫉妬に苦しむのだが、

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトという天才の、その才能をもっとも理解していたのが他ならぬサリエリであるというのが、皮肉でもあり、また物事の本質をついている。

まあ、相当痛い。


20分のカット場面を復元した、2002年のディレクターズ・カット。

1984年のアカデミー賞を各部門総なめにしたわけだけど、最後の精神病院のシーンは、あれ、いいんでしょうか。

あのシーンは、昔のには無かった?
いや、あったよね、確か。


小娘時代のシンシア・ニクソンは、なかなかかわいい。

それにしても、全くのちょい役であるジェフリー・ジョーンズ(皇帝ヨーゼフ2世役)が、こうも気になるのは何故なんだ。


Amadeus Title

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]
F・マーリー・エイブラハム,トム・ハルス,エリザベス・ベリッジ
ワーナー・ホーム・ビデオ



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