『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』
"Walk the Line"
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:ジェームズ・マンゴールド、ギル・デニス
2005年・米
カントリー・ミュージックのレジェンド、ジョニー・キャッシュ(2003年に亡くなった)の伝記映画。
彼のデビューとブレイク、そして2人目の妻となった歌手ジューン・カーターとの恋愛関係を描く。
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ホアキン・フェニックス(リバー・フェニックスの実弟)が『グラディエイター』の悪役で出てきた時、サッカーファンなら思ったはずだ。
「ボボ(※)だ・・・」と。
※ボボ・・・サッカー元イタリア代表FW、クリスティアン・ビエリの愛称。
全盛期はディフェンダーを引きずるようにして得点を重ね「重戦車」と呼ばれたが、気性が荒いうえサポーターとのトラブルも多く、昨年引退を表明した。
現役時代からサイドビジネスにもよく手を伸ばし、ACミランのマルディーニと変なTシャツを売ったりしていたが、現在は家族とオリーブオイルを販売中。
本作では、そのボボ似のフェニックスが、作中のジョニーの歌をすべて自分で歌っている。
その後、にゃんとフェニックスは
「俺、俳優辞めて歌やるわ」
と言い出して、2009年に俳優を引退している。
見た目だけでなく、脳ミソもボボなのか・・・。
まあ、確かになかなかいい声なのだが。
ストーリー的には、お決まりな感じで大きな見所はなし。
ジョニー・キャッシュの半生を丁寧に追っている。
映像もキレイ。
本作でアカデミー主演女優賞獲得のリース・ウィザースプーン(愛人から2番目の奥さんになるジューン・カーター役)については、まあ、歌もいいんだけど、とにかくジューン・カーターという役柄が素敵。
ジョニー・キャッシュからのしつこいプロポーズにOKする前に、まずジョニーの”薬断ち”から入るとこが、すこぶる賢明と言えよう。
冷静に考えれば常道なんだけど、ジョニーを家に閉じ込めて、訪ねてくる悪友たちをライフルで追っ払うってのは普通の愛人さんにゃあできない。
薬断ちってのは、悪友とのつながりを遮断しないと元の木阿弥だからね。
ホアキン
ボボ
タウンページ
似て蝶。