『夜間飛行』

また靴を履いて出かけるのは何故だろう
未開の地なんて、もう何処にもないのに

特集 わたしが子どもだったころ「いつでも~小説家・よしもとばなな~」

2010-09-21 | Life(日常):書いとかないと、忘れちゃう

特集 わたしが子どもだったころ
「いつでも~小説家・よしもとばなな~」




仕事で家にいられる時間が少ないので、見たいTV番組はどんどんハードディスク・レコーダーに録りためている。

で、チャンスと見るや、深夜に一気に!見る。

そんでも、ほとんどの番組はレコーダーの奥のほう(変な表現)で見ないまま放ったらかしになるか、面倒くさくなって結局消してしまう。

人生の貴重さに気づくと、TVやゲームになかなか時間を避けなくなっちゃうね。

あ~あ、人生が150年くらいあったらね。
シワシワになっちゃうか。



でも、これ見てよかったなぁ。

1964年、東京の下町、千駄木に生まれたよしもとばなな。

本人が「置いてきてしまった人々」と呼ぶ、「家族」、「じゅんちゃん」、「さかい」、との思い出を描く。

よしもとばななが書き下ろした4編のエッセイを軸に、再現ドラマと本人の朗読というシンプルな構成なのだが、とても丁寧に作られている。


まず、少女時代の真秀子(まほこ。よしもとさんの本名)を演じた子役の子がとってもいい。
周囲の驚ろくべき人たちの挙動に、いつも目をクルクルさせている。

当時のよしもとさんは、きっとこんなメガネっ子だったろう。

そんで、親友の「じゅんちゃん」と「さかい」を演じた子たちにも、拍手を送りたい。
いい仕事してるな、君たち。



そして、要となる、よしもとばなな本人が読み上げるエッセイ。
これが・・・。


自分を支えてくれる人たちに「ありがとう」の気持ちをどうやって伝えるかは、俺としても人生の一大テーマだ。

でも、よしもとばななのような力のある人が、本気で感謝の気持ちを言葉にすると、とてもじゃないけどかなわない。
まあ、感謝の気持ちに、かなうも、かなわないもないけどさぁ。

それにしても、圧倒的。


いつか、俺も俺なりの言葉で、伝えるべきことを、伝えるべき人たちに伝えたいもんだ。

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