PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

ロレックスの付属品の付加価値について。

2010-10-17 | 悩み

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ロレックスの付属品とは、ここであらためて言及する必要もありませんが、ロレックスビギナー諸氏のために言いますと、当時のオリジナルの保証書(現行はカード式)、内箱(いわゆるボックス)、外箱(紙製)、プライスタグ、レッドシール(クロノメーターもの、70年代以前にはペーパーのクロノメーター証明書もあり)、取扱説明書(いわゆる、取説、冊子。ロレックス時計全般のものと、デイトジャスト以上のラインにはそのモデルごとの専用取説の2種類があるが、日本直輸入品はこれらの日本語冊子それぞれ付く)、保証書カバーおよび二年分のカレンダー(大型書店のカウンターでもらえる一枚モノの二年分タイプ)が基本で、モデルの系統によってさらに付属品は様々である。

さて、これらロレックスの付属品の付加価値についてでありますが、6桁は言うに及ばず、5桁も16520の付属品全般または金無垢の木目製箱、デイデイト用大型箱付きモデルの付属品以外には価格をフカセるものにはなっていません。しかしながら、ショップによっては買取時にはこれら付属品を価値とは認めず、当然あるものと説明しながら、自らがそれを店頭発売する時はフカセています。

お話は逸れましたが、問題は4桁の付属品についてです。これら4桁はディスコンとなってからなりの年月が経過しているため、いわゆる「完品」でメーカーメンテ証明書も付いているものは稀有です。ここで購入者として注意したいことは、〝個体シリアルナンバーと当時のオリジナルギャランティー記載のシリアルナンバー〟一致の保証書がこの付属品としては一番大切だということは言うには及びません。なぜなら、オリジナルギャランティー以外はネットやショップでバラ単品で集めていけばよいのですから。

このような前提でその〝価値〟をどのように捉えるか。基本的に〝現在の〟自己尺度でよろしいでしょうが、安いものではないので不安でしょう。

正直、〝当時のオリジナルギャラ価値90%+それ以外の付属品10〟で、現況の4桁付属品は〝1015万円〟程度でしょうか。

こういった視点でショップからの〝セカシ〟から一旦帰宅して頭のフィーバーを冷ましてください。それでソールドアウトになってしまえばその個体は縁がなかったわけです。

つまり、自己の購入動機を冷静に分析し〝本体コンディション価格+その付属品価値〟で分解計算をしてから購入なさることがベストなのです。

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