Sleeping in the fields of gold

小麦畑で眠りたい

死活問題

2017-04-20 | Weblog

そんなことがあるんだねぇ…。
そして、案外こういうことは頻繁に起こっているらしいねぇ…。

先日、母から電話があった。
その少し前に彼女の趣味であるという絵手紙が届いていた。のだが。
「どこかで遺伝子操作でもされたのだろうか?」というような不気味な桜が舞っている絵であった(笑)。
絵心ないんだ、あの人~。シュール過ぎてある意味面白いけど。
ちなみにアテクシもそんなに上手い方ではないが、そこそこ。姉はとっても上手い。美大とか行けばよかったんだろうな、あの人。
母の絵の下手さは、ある意味天才的。

それはさておき。

何の用だろうか?(←基本、用事がなければ家族と連絡取らない人)

絵葉書を出したのに返事がないからということ(しなきゃいけないのか?)は、ある意味「前菜的」で。
要は自分に起こったアクシデントの話をしたかったらしい。
まぁ、そりゃ、結構なアクシデントであったよ、それは。

母は祖父母から譲り受けた古い戸建てに、再婚した夫と住んでいる。
庭仕事が趣味でその日も草刈やらなんやらと精を出していたようだ。
そんななか、突然便意を催してサンダルを脱ぎ捨て、庭側の窓から急いで室内に入ったそうである。
そして急いでトイレのドアノブを掴んだら、なぜだかドアノブが「抜けてしまった」と。

は?てな展開であるが。
でも、とにかく母は急いでいたので、まぁ後で直せばいいとそのドアノブを捨ておいて、急いでトイレに駆け込んだのだそうである。すると、震災以来、実はうちも結構そうであるが、建物が若干傾いているせいで、トイレのドアが勝手に閉じてきてしまって「カチャ」と閉まってしまったそうなのだ。

まぁそれでも、あとで開ければいいやくらいに母は思っていた。

さて、すっきりして。
いざ、ドアを開けようと思ったら、これがなんと開かない。

回そうとしても外側のノブがついていないのでピクリともしない。
鍵のところを爪で回そうとしてみたり、色々試行錯誤してみたそうなのであるが、なんとしても開かない。

その時ようやく彼女は理解した。

「閉じ込められた」と。

母がトイレに閉じ込められたのが午後の3時過ぎ。
生憎と携帯も持ち歩いていない。

その日に限って、旦那は飲み会だかなんだかで帰宅が遅い。
待てど暮らせど助けは来ず。

トイレに窓はあるものの、肥っている母はそこから出られるわけもない。
お隣の奥さんが時折出入りしているのは音で分かるが、そこまで親しいわけでもなく助けも呼べなかったそうだ。

汗だくになって色々トライしてみたもののドアは開かず。
喉も乾いてきて、仕方がないのでトイレのタンクの水を飲んでいたそうだ。
(便器の中じゃなくて、良かったね…)

結局、旦那さんが帰宅したのが11時半。
いつもなら閉まっているはずの雨戸も閉まっておらず。
いつもなら開いているはずの玄関チェーンもかかったまま。

嫌な予感がして、旦那さんは庭に回って、唯一開いている窓があったからよかったようなものの。(母がトイレに急行した際に開け放していたもの)

ようやくトイレから出られた時には、「泣いてしがみついちゃったわよ」と。

携帯も持ってなかったらしい。
アテクシも部屋では携帯持ち歩かないもんな。

そんなことがあったので、アテクシは一人暮らしだからなんかあったらどうしようかしらと思って連絡をしてきたということである。もうね、アテクシはその点については諦めています。
孤独死だろうから。しょうがないよ。

ただね、どんなに急いでいても、アテクシだったらドアノブが取れていたなら、まず念のため、トイレのドアになんか挟んでおくよね。うん。アテクシは割とそういう性分の人間なのですよ。逃げ道をまず確保するというか。

そして仮に閉じ込められたのなら、もう仕方ない。恥も外聞もなく、お隣の奥さんに助けを呼ぶと思う。まずね。声が届くなら指示して、窓から入ってもらえばいいじゃない?なぜそれをしなかったんだろうと思うよ。

トイレの中で8時間(汗)。
いや~、しんどいね。

助かった今だから笑い話だけれど、もっと暑くなっていた頃だったら、本当に熱中症とかで亡くなっていた可能性もあるよね。同居人がいてくれたから今回はほんと助かったけれど、これが一人暮らしだったら母は死んでいたかもしないよなー。アテクシ、自分から連絡することとか、ほとんどないからね。

案外ね、こういう風にトイレなどに閉じ込められて亡くなっている人、多いんですよね。
この前もネットで、北欧のどこかだった気がするけれど、母子がサウナに1時間も閉じ込められて、のちに救急搬送されたけれど亡くなってしまったというニュースを目にした。

とりあえず、ことに高齢者は部屋の中でも携帯を持ち歩くようにしておいた方がいいですね。
いざとなれば警察を呼べますからね。

母も「携帯に紐つけて、これからは持ち歩くようにするわ~」って言っていたけれど。

いやさ、その前に。

ドアノブを直そうよ!(←正論)

いや、しかし。
こんなことがあるんだなぁと。

皆様、本当にお気をつけくださいまし。
高齢者は、トイレのドアを開けたままでいいです、うん。

ちなみに在宅で父を介護していた時は、「大」の時でも、開け放しておきました。
なぜならば、時折、トイレの中で動けなくなって彼は転倒とかしてしまうから。
高齢者相手になるとね、もうマナー云々言っている場合じゃないんですよ。
汚くっても臭くっても、しょうがないんですよ。

死活問題だから(苦笑)。



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