遅すぎるボブ・ディランのノーベル文学賞受賞

photo by Wiiliam Claxton


 3ヵ月ぶりの更新となりますが、みなさんお元気でしょうか。ジョン・ライドン・サイン・プレゼントにはたくさんのご応募ありがとうございました。当選は商品の発送をもって代えさせていただきましたので、届かなかった皆さんは残念でした! といっても営業部主導のプレゼントの方はまだ実施されておりませんので、ハズレた方はそちらをお待ちください。

 その営業部、ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞で軽くてんやわんやの模様です。ありがてえありがてえ。当編集部でもこれまで執拗にディラン書籍/ムックを扱って参りましたが、そんなわけで現在ようやくそれが報われている感じです。弊社HPでは特設の特集ページを設けておりますので、どうぞそちらもご覧ください。


特設ページ ボブ・ディラン特集


 ディランのノーベル文学賞ノミネート自体は実はファンにはおなじみで、毎年この時期の恒例行事のようになっておりました。あまりに恒例過ぎてもはやニュースにもならなくなっており、お陰で「今年はノミネートされていないのかな?」と思っていたくらい。なので実際の受賞には本当に驚きました。いちファンとしては随分待たされた感じがしますが、受賞を知らせるソニーミュージックジャパン インターナショナルの担当S木さん(おめでとうございます!)からの昨晩の配信メールの一節からは、その長年のご苦労が忍ばれ大変感慨深かったので引用させていただきます──「10数年ノミネートされてきたので毎年毎年(宣伝用の)素材だけは用意しておいたので、いや、作っておいてよかった~」。本当に本当におめでとうございます。そういう意味で「遅すぎる受賞」と言わざるを得ないかな、と。まあめでたいからなんでも良いんですけどね。ハルキストの皆さんはこれからも頑張って!

 で、8月に『ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集』という本を出しました。詳しい内容についてはリンク先をご参照ください。本書の著者カツさんも、ディラン本人と同世代のファンとして長年彼の音楽をお聴きになってきた方で。本書では全60作品を取りあげている中、唯一ディランだけは複数の作品を取りあげていることからもその愛の深さが伝わってきます。
 さらに、それを端的に表わしている画像がこちら↓。本書の索引におけるディランの項目です。自分で作っておきながらすっかり忘れておりましたが、営業部の書籍担当・M武くんが教えてくれました。


ここだけすごいことになってます

 カツさんは本書中で、これだけの回数ディランの名を引き合いに出されているということになります。ディランに対するカツさんの底なしの愛情と共に、アメリカのルーツ・ミュージックにおけるディランの重要性を象徴する画像だな、と。極端に言ってしまえば、本書そのものが「丸ごとディランの音楽のライナーノーツ」みたいなもんだな、とも。ぜひご一読ください。

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書籍/THE DIG @syoseki_theDIG



『ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集』


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