昨日、クイーンのライブをやっていた。
今日自宅に戻って、録画したものをゆっくり見た。
高校時代から今までの、いろんな時代を思い出した。
音楽って、どうしてその瞬間を鮮烈に思い出させるのだろうね。
最後、スタッフロールで
「god save the queen」が流れた。
クイーンがイギリスの国歌を演奏するのは
清志郎が君が代を演奏するのとは根本から違う。
イギリスの生み出す文化って、
つうか、「文化」と大きく出てみたけど
それは俗にロックと呼ばれるもののことだけど
なんじゃろうね、突き抜けているから圧倒されてしまうね。
本当にぞくぞくするほど感動してしまうことがある。
モンティパイソンの映画では
「俺はローマンカトリック
全ての精子は神聖なり!」と歌うシーンがあるが
この限りなくくだらないシーンにもぼくはなんだか圧倒されてしまう。
それは、彼らには茶化す相手がいる、ということに対する
嫉妬と憧れがないまぜになってのことかもしれない。
憧れというと語弊があるなあ。
つまり、アチラには階級や人種やイデオロギーによる圧倒的な壁が人々の間にあって
どうしたって、どうがんばったってわかり合えない種類の人がすぐそばにいる、
そこで「茶化す」というコミュニケーションが生まれるのだろうから
「茶化す相手のいない」日本は大英帝国に比べて
みんなが平均、普通、平等で平和だということでもある。
何も茶化さなくたって、素晴らしいコメディは日本にもたくさんあるし。
でも、モンティパイソンやらクイーンやら見てて
遠き異国に強い憧れを感じてしまうのは本当なのでした。
さて、季節のない街を読み終えた。
素晴らしかった。
非の打ち所がない。
続いて手に取った本は、禁断の書
そこへ行きますか
また長期戦覚悟ですか
ドストエフスキー「白痴」。
随分昔に読んだからあまり内容を覚えておりません。
じっくり読みます4巻組。