劇団シアターホリック 座長まつしまの毎日更新されない日記

高知にて活動する劇団シアターホリックの座長まつしまが出来る限り更新したいと思う徒然日記

ぎらぎらしすぎ

2008年11月25日 22時16分59秒 | 雑記
大竹まことがラジオで
「認めてもらえることで、人間は伸びる」ようなことを言っていた。
その通りだと思う。

そういう意味においては、ぼくはまだ認めてもらえたことがないから
ぎらぎらとげとげすることでバランスを取ろうとしているのだなあ。
余裕なんかないもんなあ。
このところ毎日のように、ふとした拍子に
「職業作家ならこんなこと絶対に書かねえ」と思うことが増えていた。

筒井康隆がとあるところに
「アマチュア作家とは、締め切りも指定枚数もなく好きに小説が書ける
幸運な人のことだ」と書いていた。
もちろんギャグとして。

このところの自分のブログを読んで
どうもぎらぎらしすぎてるなあとおもった。
それこそ後で読み返したら恥ずかしいぞ、きっと。

でも、自戒を込めてそのままにしておく。
好き勝手なことを臆面もなく書けるのも
アマチュアの特権かもしれないし。
多少、品はありませんが。

大英帝国

2008年11月24日 00時43分38秒 | 雑記
昨日、クイーンのライブをやっていた。
今日自宅に戻って、録画したものをゆっくり見た。
高校時代から今までの、いろんな時代を思い出した。
音楽って、どうしてその瞬間を鮮烈に思い出させるのだろうね。

最後、スタッフロールで
「god save the queen」が流れた。
クイーンがイギリスの国歌を演奏するのは
清志郎が君が代を演奏するのとは根本から違う。
イギリスの生み出す文化って、
つうか、「文化」と大きく出てみたけど
それは俗にロックと呼ばれるもののことだけど
なんじゃろうね、突き抜けているから圧倒されてしまうね。
本当にぞくぞくするほど感動してしまうことがある。

モンティパイソンの映画では
「俺はローマンカトリック
全ての精子は神聖なり!」と歌うシーン
があるが
この限りなくくだらないシーンにもぼくはなんだか圧倒されてしまう。
それは、彼らには茶化す相手がいる、ということに対する
嫉妬と憧れがないまぜになってのことかもしれない。

憧れというと語弊があるなあ。
つまり、アチラには階級や人種やイデオロギーによる圧倒的な壁が人々の間にあって
どうしたって、どうがんばったってわかり合えない種類の人がすぐそばにいる、
そこで「茶化す」というコミュニケーションが生まれるのだろうから
「茶化す相手のいない」日本は大英帝国に比べて
みんなが平均、普通、平等で平和だということでもある。
何も茶化さなくたって、素晴らしいコメディは日本にもたくさんあるし。

でも、モンティパイソンやらクイーンやら見てて
遠き異国に強い憧れを感じてしまうのは本当なのでした。


さて、季節のない街を読み終えた。
素晴らしかった。
非の打ち所がない。
続いて手に取った本は、禁断の書
そこへ行きますか
また長期戦覚悟ですか
ドストエフスキー「白痴」。
随分昔に読んだからあまり内容を覚えておりません。
じっくり読みます4巻組。

ざまあみろ。

2008年11月22日 21時58分23秒 | 雑記
徳島のとあるショッピングセンターで一日仕事。
立ちっぱなし。

仕事を終えて電気屋を巡った。
我が家に新しいFAX付きプリンタがやってきたため、
電話を新調することになったのだ。

それが回っても回っても
「これ」という電話機がみつからないじゃない。
それならわざわざ徳島で買うことないじゃない。
1時間以上うろうろした挙げ句に収穫ナシ。
全身を襲う言い様のない徒労感。

買い物をする場所で一日働いた上で
買い物をするところを巡ったから疲れたのか?

それとも単純に疲れただけなのか?

でも、休日だったとしてもこの徒労感ってあったと思うよ。
買う気満々でお店を数件巡り
結果何も買えずに手ぶらで帰る時って
すごくがっかりした所為か、とても損した気分にならない?


あんまりなので
贔屓にしているラーメン屋で
肉と卵を入れて、ごはんまで食ってやったよ。
カロリーがなんだ。
ざまあみろ。

追記

2008年11月21日 16時58分10秒 | 雑記
さっき書いた横浜黄金町は
黒澤映画「天国と地獄」最後に出てくる
貧民窟(って言っていいの?)のモデルだそうな。

山本周五郎「季節のない街」も
横浜のとある街がモデルになっているらしい。

黒澤明は、椿三十郎、赤ひげ、どですかでんと
山本周五郎原作で三本も撮っているし
きっと「天国と地獄」もすくなからず影響を受けているのではないか。

黒澤さんはドストエフスキー「白痴」も映画化している。
他にも、蜘蛛の巣城や、まあだだよや、羅生門や、どん底など
もしかしたら黒澤さんは文学や演劇につよい憧れを抱いていたのではなかろうか
それに気付いた時に、ぼくの中で何かがつながりました。
ぼくが山本周五郎に強く惹かれてしまうのは
もともとわかりきっていたことなのかも知れないなあと
素直に納得してしまったのでした。

とはいえ、これもぼくお得意の深読みなのですが。
でも、あの「天国と地獄」を見た時に感じた恐ろしさは
山谷や黄金町の写真から受ける恐ろしさと同じ種類のものなのでした。
そしてそれはぼくの知っている
いくつかの優れた文学から受けるものと同じなのです。

さて。
今日の夕方から徳島へ出張です。
そろそろ仕事に戻ります。

生きよ、堕ちよ。

2008年11月21日 15時24分46秒 | 雑記
今日、自販機のおつりを漁っている婆さんを見た。

この時代に堕ちるなら、どこまで堕ちるものなのかなあ。
思いつきで調べたらありましたよ。
山谷地獄変
そしてyou tube から、これ。
YouTube - 山谷

怖い。
自分が堕ちてしまう可能性は、ゼロではないから。

しっかし、こんなスラムが現実にあるなんてなあ。
数十年前はもっとすごかったらしいじゃないですか。
高知でもえらいもんを見てしまうことがあるし。
実際、見たし。這いつくばっておつりを漁る婆さんを。

昔、大学の先輩やら友達が
社会科見学と称して「お散歩したよ」というのがこの界隈。
横浜のディープスポットらしいです。
横浜DEEP・黄金町 メリーの居た街は何処へ - 東京DEEP案内
ぼくは行ったことがないけど。

こういうの読むと、全然笑えない現実が見えてくる。
横浜・黄金町の売春街 - アムネスティ・横浜グループ16G - 楽天ブログ(Blog)


人間は意識的に不感症になれるということ
「何も感じたくない!」と思えば、本当に感じなくなるということを
山本周五郎の小説を読むことで再認識している次第。
確かに、「もう、どうでもいいや」は、ある種の自己防衛だけれども。
ぼくはいつまでも敏感であり続けたい。
何も感じなくなった時から堕ち始める。

さすが!

2008年11月20日 20時23分09秒 | 雑記
モンティ・パイソン、YouTubeに公式チャネルを公開--著作権侵害コンテンツに反撃ニュース - CNET Japan

そしてこれがそれ。
YouTube - MontyPython\'s Channel

侵害されるぐらいならこっちから垂れ流してやる
その気概がいかにもパイソンズらしいですなあ。

それにしてもちくしょうめ、なんつってるかわからねえぞ。
日本語で喋れ。