暇人の井戸端2

暇人と名のつく雑記を公開してはや5年目。本当の暇人が通りますよ。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

White Blood Cells(2001)

2008年09月04日 | 2000年代音楽
0058:
White Blood Cells(2001)/The White Stripes

ホワイト・ストライプスに対しては、今でもかすかに思っていることなんだけど、しっかりとしたリズム隊を組んでいたらどんな3ピースバンドになったんだろうという感想が真っ先に出てくるのです。メグのドラムが与えている軽々しい性急感みたいなものは確かにある。より過激でダーティなガレージパンクにはもちろんメグのドラムはよいと思う。で、ジャックもそういう気持ちで曲を書いているように感じる。相当危うく感じるリズムに緊張感があるのはこのバンドの特徴以外の何物でもないと思う。<Expecting>のドラムなんかは上手かったら魅力が激減してしまう。だからちゃんとした3ピースを組んだからといってストライプスがよくなるわけではないのだけど、枠組みとしてしっかりとしたロックを聴いてみたいなーと思ってしまうのです。
とか言ってみたところで3ピースじゃないけどラカンターズがいるわけですけどね。ラカンターズのほうは確かにかなり完成度は高くてカッコいいんだけど、ああ、こうなるんだって感じでw落ち着いちゃってますね。やはりストライプスのほうがキレキレで危なっかしいです。<The Union Forever>のようなダークな曲もどっかでぶち切れそうになるところがストライプスらしさじゃないかなと思います。二人で曲を仕上げるとなると、何処かで実験的になってしまうものなのかもしれませんが。尺も長くないし。

以前聴いたときより数倍聴けました。余計なものをそぎ落とした曲を作ってみたくなりました。どのジャンルも聴きすぎると食傷気味になるもんですが、プログレとか聞いた後は特に心に染みます(笑)しかしジャックの声もかなり反則もんです。泥臭いながらも何処か知的な匂いのする甲高くてダンサブルなヴォーカルはカッコイイです。ガレージを基盤にしながらもスタイルは今そのもので、やっぱりなんとなくアメリカだなって感じがします。それにしてもストロークスもストライプスも先に本国よりヨーロッパで人気が出ちゃったことを考えると、ほんとこの時期のアメリカってのはR&Bポップスとヒップホップ、ニューメタル、(エモ?)、パンクに染まってたんだなって気がします。

早い話がシンプルにキレまくってるアルバムだと思うんですが、ガレージパンクを前面に押し出すパワーと、ボブ・ディランばりのフォークソングと、両面が合わさっていい意味で泥臭いって言う意味がすごい今分かります。都会的に若者が先の時代に音楽を進めようとしているというよりは、好きな時代を懐古的によみがえらせたような、そんな側面のあるアルバムだと思います。
それに加えて、リズム的に「いくのか、いかねーのか、やっぱいくのか(笑)!!」みたいなモタリやツッコミが、バンドサウンドを極端にしていて、とてもワクワクします。

やっぱりブレイクのきっかけになっただけあって、聴いて損はしないアルバムだと思います。
ただ<I Think I Smell A Rat>はどう聴いても時代劇のかほりがします(笑)
あとオリジナル版には入ってないですが、ボーナストラックの<Jolene>が名曲です。(追記:恐いねー物を知らないってwカヴァーですコレは。)

★★★★★★★★★
01. Dead Leaves And The Dirty Ground★
02. Hotel Yorba★
03. I'mFinding It Harder To Be A Gentleman★
04. Fell In Love With A Girl★
05. Expecting★
06. Little Room
07. The Union Forever
08. The Same Boy You've Always Known
09. We're Going To Be Friends★
10. Offend In Every Way
11. I Think I Smell A Rat★
12. Alminium★
13. I Can't Wait
14. Now Mary
15. I Can Learn
16. This Protector
『音楽』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« Birth Of The Cool(1949-1950) | TOP | ここ数週間 »
最近の画像もっと見る

Recent Entries | 2000年代音楽