the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

H27決算書をみる会online

2016-09-28 03:03:13 | 財政
いよいよ今日から決算審査となりました。

「決算書をみる会」の大まかな内容を考えてからブログを書き始めましたが、
いざ書き始めると、「?」がたくさん湧き出して、思わぬ日数がかかりました(;´д`)
もっと早くアップせねばならなかったのですが、申し訳ありません<(_ _)>

今回は決算資料の提示から審査までの日にちが短く、非常に厳しい。。。
「決算資料を読む時間がなくてアセってます!!」という話をすると、
「決算は終わったことだし、シャンシャンでしょ?何か問題があったの?」と訊かれました。
行政のことに詳しい方だったので、きっと多くの方がそんな認識なのでしょう。
(決算審査があるということも知られていないかも~(^^;))
(決算特別委員会も傍聴できますので、ぜひどうぞ!いよいよ今の議会棟で最後の議会です)

 * * *

三原市では3回目となる事業レビューが10月15、16日と行われます。
事業レビューもとっても大切な取り組みだと思うので、本会議での一般質問なども重ねてきました。
なのですが、議会が、行政のPDCAサイクルのCheck機能を充分発揮できれば、
事業レビューをわざわざする必要はないのでは?とも感じています。
そのCheckの機会が決算審査です。
予算執行して、事業を行った結果、
その事業が、計画通りにできたのかどうか、
その事業を必要とする課題解決・改善につながったのかどうか、などなど。

そうは言っても、審査のための資料が、
どういう経緯で、いつ始まった事業で、ゴールがどこか、
などの情報がとっても分かりづらい資料でした。
これを2年越しでお願いして、H28年予算分から変更していただけたので、
今後、チェックがやりやすくなっていくものと思っています。
(ただし、予算書と予算資料の付き合わせに関して、要改善)

 * * *

さて、それでは、平成27年度決算の概要からです。

一般会計歳出総額を見ると、平成27年度は460億1419万円。
合併以降4番目に大きな歳出額です。平成27年4月の「広報みはら」では、
一般会計予算は、"地方創生"に向けて新長期総合計画を推進し、新市建設計画事業を着実に遂行するための積極的予算を編成し、「瀬戸内元気都市みはら」の実現に向けて、観光・交流の活性化、防災対策などに取り組みます。
とされていました。(緑字部分:引用転載)





同じく「広報みはら」4月号では、予算の全体像がこんな円グラフで示されていました。





で、「この結果がどうだったのか」が必要でしょうと思い、グラフにしたのですが、
上記のものとは1%程度の誤算があります。
性質別歳出(※1)の金額は、決算では普通会計(※2)のまとめしかないのです。
(一般会計歳出総額46,014,199千円に対して、普通会計歳出総額46,488,333千円→誤差1%)




※1性質別歳出:歳出は、行政分野別の目的別と、経費の面から分類した性質別歳出とがあります。

※2普通会計:地方公共団体の財政は、一般会計の範囲、設置される特別会計などが個々に異なるため、全国の団体の財政状況を比較するために設けられた共通基準による区分です。三原市では、一般会計と、「ケーブルネットワーク事業」「公共用地先行取得事業」「港湾事業」「土地区画整理事業(の一部)」の4特別会計が、普通会計に含まれます。


性質別歳出の推移は、人件費が抑制される一方、扶助費は合併時から約1.7倍の伸びです。
じわじわ伸びている物件費と繰出金も気になるところです。




扶助費は、国の制度によるところが大きく、約7割が特定財源ですが、
一般財源でみても、合併時と比べて1.5倍に伸びています。




そして、気になる地方債残高は・・・平成26年度末に続いて削減となりました。
これだけ繰上償還をして、減らしてきたのはアッパレ!と思います。
が、遅れていた庁舎整備など大型事業にこれから取り掛かるため、
またしんどい状況になることが予測されます。




* * *

「広報みはら」で紹介されていた具体的な事業予算について、
決算資料から抜き出して書くつもりだったのですが、
情報量が不充分なのと、時間の関係で、また、後日、ご報告させていただこうと思います<(_ _)>

 * * *

平成27年度決算で気になっていることは、

●予算時に、市長が「瀬戸内元気都市みはら」の実現に向けて、観光・交流の活性化、防災対策などに取り組むと言われ実施されたことが、どんな成果につながってきているか

●「補助費」が予算より大幅に減っている(決算額では例年並)

●市税の減収

●人件費がH26、H27と続けて微増していること

●財政力指数がH21年に低下に転じて以降、下がり続けていること

●予算審査で「やるべきじゃありません!」と質疑した新規事業もあり、それらの成果をどう受け止められてるか

など。

財政指標は、経常収支比率以外は改善。
今後しんどくなる数年間に備えて準備を整えた・・そんな印象のH27年度決算です。

 * * *

今回、「決算書をみる会online」を準備していて、そういえば・・と気がついたのですが、
予算は、予算全体を質疑する総括質問があるけど、決算はないんですよね。
決算特別委員会での審査は款項目に沿った目的別歳出での審査。
決算でも総括質問って、必要じゃないかしら?

それと、「広報みはら」で、H27年度は、市民のみなさんからお預かりしたお金をこんな使い方しますよ(上記の円グラフとか)、こんな事業をしますよ、とお伝えしているわけですが、それらのフィードバック機会ってないんですよね。11月の広報で報告されるのは、健全化判断比率などの指標のみ。これって、ちょっとヘンだと思うので、改善提案を出していきたいと思います。

という意味でも、10月15、16日に行われる事業レビューは、
市民のみなさんと一緒に、事業のやり方や成果の検証をする大事な機会。
たくさんの方に関心を寄せていただきたいなぁ!と思っています。
傍聴の方々には発言の機会はありませんが、
ぜひアンケートで、ご意見、ご感想をお寄せいただきたいです!!
レビューの内容によっては、傍聴者の方も含めて
「広報を見てる人はどれくらいおられますか?(例)」みたいな、
挙手によるアンケートがある場合もあります(^^)

事業レビュー詳細は、こちらをご覧ください。
https://www.city.mihara.hiroshima.jp/soshiki/6/jigyoreview-h28.html

それにしても、、、、
10月16日って、信じられないくらい市内行事が重なってる(;´д`)
体が5つは欲しい日だわ(;´д`)




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