三原駅前の再開発その２

6月13日に投稿した「三原駅前の再開発」の記事の終わりに、
> 市民協働・市民活動からの視点など、
> まだまだ説明責任があると感じているので、
> また続編を書きたいと思います。
と書いていたのだけれど、
この時に書こうと思っていたことと、これから書くことが、大きく変わってしまった。
きっと、良い方向に。

Facebookでのブログ記事のシェアに対して、様々なご意見をいただき、
「市民の多くの人が意見を言える機会をつくって」
というリクエストもいただいたのだ。

まず、ドキッ！として、
そして、ホッとした。

ドキッとしたのは、
２月から始めた「おしゃべり会＠エキマエ～三原のことを語らナイト！」の尻すぼみ感、
もっとやりたい思いを持ちながらできてこなかったことへの後ろめたさ、
それと、「えーっ！委員会で方向性が出ちゃった今になって・・・」という思考。

「ホッとした」というのは、
「おしゃべり会」をやりたい思いを持ちながらできてこなかった理由の１つに、
「語りたい！」「語り合いたい！」という空気がなかなか感じられず
（訊かれたら答えるっていう空気）、
思いを掘り起こして、どこへ向けていくかへの逡巡があったのだけれど
（私自身が特定方向へ誘導、あるいは教唆するべきではないとも考えている）、
能動的、主体的に「語ろうよ」と言ってくれる人を待っていたんだと思う。

６月２４日(水)から連続７日間、
「おしゃべり会＠エキマエ～三原のことを語らナイト！」をやる。

「やって、どうするんな」とか、
「今さらかき回すな」とか、
たくさん批判されると思うけれど、
今いちばん大事なのは、
内にこもったパワーを外へ放出することだと思うから、やる。


> 市民協働・市民活動からの視点など、
> まだまだ説明責任があると感じているので、
> また続編を書きたいと思います。
の時点で書こうと思っていたこと。

私が、東館跡地への施設整備を判断する際に、
いちばん憂慮したことが、
「広場」を使ってイベントを企画・開催する人が増えていることだった。
徐々に広がっている「自ら動く」人の気持ちを萎えさせてしまうことにならないか。
やっと芽生えた芽をつむことにならないか。

どこのまちも、
「定住人口が減っていて、交流人口を増やそう」
と言うわけだけれど、
１００人住んでいて、動く人が１０人の地域と、
５０人住んでいて、動く人が３０人の地域と、
どちらが活力があるかは、歴然としている。
（「動く人」はその地域に住んでいる人でない場合も含む）

まちの衰退を嘆くのであれば、
今、力を入れるべきなのは、
お客さん人口を増やすことではなく、
「自ら動く」人を育てることであるはずだ。
活動人口率が低い地域であれば尚更だ。

便利を求める人は、さらに便利な場所を求めて移動する。
刺激を求める人は、さらに刺激的な場所を求めて移動する。
より便利、より刺激を提供し続けていくには、
継続的な投資が必要となる。
そういった都市型のまちが、三原が目指していく方向だろうか。

「人の集まる図書館」ということで武雄市がよく話題にのぼり、
スタバ併設という話にもなるけれど、
通常、スターバックスは人口１７万人での出店率が５０％となっている。


そういう憂慮を持ちながら、なぜ、広場活用ではなく図書館を選択したか。
（広場も整備することになっているけれど、今のような広さは確保できない）

「子どもを応援する」
「子どものために、溜飲下げて協力し合う」
ということで、新たな活動が生まれてくる可能性、
そして、
「教育格差の是正に取り組む拠点」にしたいこと、などなど、
次の世代に、より望ましい三原のまちを引き継ぐ始まりにしたいと思ったからだ。
そして、今こそ「米百俵」。

当然、「図書館のあり方」が、ものすごく重要になる。
「図書館」としてだけでなく、「コミュニティ」の形成も必要だ。
そのための調査、要求は、しっかりやらなくてはいけない。

子ども達を取り巻く環境は、いろんな意味で厳しくなっている。

子ども達をまち全体で、愛おしみ育んでいける三原に。
そして、若い親たちを、まち全体でサポートしていける三原に。
そうなれるといいなと思っている。










三原で育った子ども達が、世界へ羽ばたき、活躍していけますように☆


人財育成について、三原市としては、
今春策定された長期計画「みはら元気創造プラン」で、
人財育成が重要な位置づけとなり、
各事業内容にも、その視点が盛り込まれてきていますが、
協働現場での問題も、様々、見聞きしますので、
この点も、しっかり見ていかなくては！と思っています。