~Memory Of Melodies~

趣味の範囲で色々なことを書き殴るブログ

「イルトコロニー」

2009年04月26日 | Weblog
千葉県、幕張メッセ。RADWIMPSの「イルトコロニーTOUR」に行って来た。チケットを当てた友人に誘われたのだが、外はあいにくの大雨。しかし、現地では長蛇の列が続いていた。時間があったので、酒を500mlとお菓子を購入・・・。

グッズを買いたかったので、会場に足を運び、Tシャツとタオルを購入した。画像はそのワンシーンである。

18:00、開演。他のアーティストの時もそうだが、時間通りに始まったことはない。

18:20頃、きた。登場するやいなや歌い始める。他のアーティストの時もそうだが、アーティストが登場すると観客は前に突っ込んでいく。だが、RADWIMPSを偉い!と感じた瞬間がこの瞬間!

前に突っ込んでいく観客の行動はそれほど激しくない。それは1曲目にバラードを持ってきたからだと理解しているが、実際のところはどうだか分からない。むしろテンションを上げるために、1曲目に激しい曲を持ってきたら?なんて、こちらが心配してしまうほどだが、これが彼らの采配だとしたら偉いと思う。バラードでは前に突っ込むにも突っ込めない。じっとして聞きたいから。

さて、最近発売したアルバム「アルトコロニーの定理」の楽曲をやっていく。ギターとベースの掛け合い、vocalの洋次郎がドラムを叩いたり、間奏を長くとっている彼らが奏でる音は決して自慢をしてるわけでなく、こうやって奏でるとこんな音が出るし、音が重なれば、こんなに綺麗な音になるんだって・・・言ってるように感じた。

どんなMCよりも、音で語ってくれる彼らにとても感謝している。僕等は彼らの音を聞きにきているのだから。

演奏が終わり、アンコールが2回続く。0.1秒でも多く彼らの音に触れていたいと思ったし、演奏が終わった後も、ずっと彼らへの感謝の気持ちでいっぱいだった。そして、死ぬまであの場所で彼らのLIVEを聞いていたかった。

願わくば、彼らがずっと良い音を奏でてくれますように。

「あるところにー」、RADWIMPSというバンドが居たそうな。彼らの「いるところにー」は、良い曲がたくさんありましたとさw

今日は筋肉痛・・・。

「ガーネット」

2009年03月07日 | Weblog
小さくなった背中が意味する歴史はとても重すぎるもので、痛みに耐えてきた記憶の連続は誰も知ることが出来なかった。見えない未来の光など気にしてる暇もないくらい走り続けて、出来るだけ自分を犠牲にした。

ようやく手にした時間に戸惑う日々。希望というより不安の方が大きく、慣れるまでには時間がかかりそうだった。

親父が定年を前に退職することになった。住んでいる家を離れ、実家に帰ることになったが、祖父祖母の介護をするためで仕方のないことである。それに乗じて、一人暮らしを始めることになる僕は家を探さなくてはならなくなった。

住んでるのは団地だが、生まれてからずっと過ごしてきた家を離れるということは、事情はあるとしても寂しい出来事だ。新生活をするにあたり期待と不安が交錯している。

何はともあれ、親父には「お疲れ様」を言いたいが、声をかける恥ずかしさと言ったらない。というわけで「退職祝」をプレゼントした。酒を飲む陶器だ。親父は「退職祝なんて買わなくていいんだ!」などと言っていたが、母親が言うには、中身を見ずに田舎に持って行くそうな。親子揃ってひねくれ者だ、と母は言っていたが、自覚している。


さて、今回は少し寂しい気持ちなので、それにちなんだ曲の紹介。

奥華子「ガーネット」

青春時代を回想させる歌詞と奥華子の透き通るような声が、ダイレクトに心に響いてくる。

「いつまでも忘れないと あなたが言ってくれた夏
 時間(とき)が流れ 今頃あたしは涙がこぼれてきた」

サビではないが、このフレーズが自分の中でグッとくる歌詞の一部。聞けば聞くほど名曲だと思う。

この曲をどこかで聞いたことがあるという方は、恐らく、アニメ「時をかける少女」で聞いたのだと思う。こちらの映画も名作中の名作。アニメは原作通りではなく、原作から約20年後の世界が舞台になっている続編。このアニメに奥華子の歌が主題歌として起用されている。

この映画には挿入歌があり奥華子の歌がもう一つ起用されている。

奥華子「変わらないもの」

ガーネットを聞いて良かったと思う人がいれば、こちらもまたオススメしたいと思う。

全く関係ないが、最近、気付いたことがある。ウチの猫は野良猫より痩せている。
昔、太っていたことを考えると猫も年を重ねた(食が減った)ということか・・・。

「EYES ON ME」

2008年12月25日 | Weblog
遠い昔のお話。

鳴くことを許されなかった1羽の鳥。どれほど年月を重ねても、その鳥は鳴けないままでいた。それは決して許されることのない親鳥の戒律があったからだ。そしてその戒律は鳥の夢さえも奪った。

自分が鳴くことで周りが傷つく、幼かった鳥はそのことを頭から信じ込んでいたし、親鳥からは毎日きつく突かれていた。鳥はいつも鳴かずに泣いてばかりいた。その鳥には願い事があった。それは鳴く事を許してもらうことでも、親鳥から離れることでもない、ただ、たった1羽の弟鳥と話してみたかっただけだった。

そんなある日、1年間だけ親鳥と離れる機会が訪れる。その事実に鳥は何も感じなかった。親鳥は鳥と離れた時、その鳥の事を思い出すことが多くなった。しかし、思い出の中の鳥は決して鳴かなかった。親鳥は今さら戒律を呪うこともできず、自分を呪うこともできない。ただただ、その時代のせいにしては血の涙を流すだけだった。

・・・1年後、鳥は親鳥と再会する。鳥は時代のせいだと知っていたし、親鳥の気持ちを懸命に理解しようとしていた。鳥は我慢することをやめ、胸から溢れる言葉を口にする。

「・・お父さん・・・お母さん」

産声以来の鳥の声は、親鳥の眼前の世界を一瞬で変えてしまった。鳥は戒律を覚えていたし、怒られるとも思った。でも、違った。

親鳥は泣きながら、両手でその鳥を抱き締めた。弟鳥は病気で話すことができなかったが、鳥は初めて弟鳥と話した。その日、夢が叶った。

数年後、弟鳥は遠くへ行ってしまったが、今では、鳥はもう1羽の弟鳥に話しかける。愛想のない感じで、時々、笑ったりしながら・・・。


というわけで、暗い冒頭ですが、メリークリスマス!

この時期に無性に聞きたくなるのが、フェイ・ウォン「EYES ON ME」

名作、FFⅧ(ファイナルファンタジー)のテーマソングです。

一応、リンク張っておきました。

そして、これが今年最後の更新になります。全然、書かなかったけれども、継続して来てくれた人達には感謝致します。どうも、ありがとうございました。

良いお年を!

「薔薇は美しく散る」

2008年11月18日 | Weblog
自分が勉強していた試験が終わった。何時間と勉強しようが足りない気がするので、試験を終えた今でも勉強しなければ・・・などと思っている。

試験は法令知識50%、一般知識40%をクリアすれば良いというもの。これをクリアすれば誰でも受かる。意外と簡単そうに聞こえるが、昨年の合格者は5%である。

さて、試験。5%という数字が物語るように、見た瞬間に汗が吹き出る。解けん。今まで勉強してきたものの応用問題だということは分かる。しかし、専門知識の領域はさすがに解けない。広く浅くが試験内容だと聞いていたし、学んでいた自分にとってこれは赤紙クラスの衝撃。これが、頭に国家の付く試験か。

というわけで、結果は・・・落ちていると思う。答え合わせをしたら、ソコソコという感じだったのだが、一般知識が壊滅状態。この一般知識が曲者だった。とても一般知識とは思えないような内容。例えばこうだ。

例題1、コーヒーには眠気を抑止する成分が入っているが、それは何か?

正解は「カフェイン」。これは一般知識といってもいいだろう。では、次。

例題2、コーヒーに含まれるカフェインの致死量は?

正解は「10~12g」。コーヒーに換算すると約100杯というところである。ちなみにカフェインを多く含むエスプレッソだとまた違った値になるので気を付けて頂きたい。

試験は、例題2のような問題がたくさん出るというところだろう。一般知識というには、違うような気がする問題だ。

とはいえ、落ちたら落ちたで不合格にはかわりない。何を言っても遠吠えだろう。そして、この試験勉強は意外な爪痕を残すことになる。

それは、通勤中に勉強をしていたので、試験が終わっても勉強せずにはいられない体質になってしまったことである。そして、思う。再度、挑戦するのはいいとして、違う資格の勉強も始めようかと・・・。もちろん、共倒れということも十分にありうる話である。しかし、学びたいという自分の欲求は止まることを知らない。

ヘミングウェイの「老人と海」という作品がある。老人が海で、どんなに辛い目にあっても、また海に出たいと思うように、僕もまた勉強したいという気持ちが沸くのである。

というわけで、今日は参考書を買いに行こうと思っている。

画像は洋館。分かりづらいが、目の前には小さなバラ園が広がっている。

バラはバラは 気高く咲いて
バラはバラは 美しく散る・・・って散っちゃダメか。

「WANTED」

2008年09月22日 | Weblog
最近、スイスで素粒子実験というものが始まった。素粒子とは、原子よりも小さい、それ以上分解できない最小の物質である。その物質を使って何の実験をするかというと、新しい素粒子を発見しようというものである。

宇宙の歴史はビックバンからというのが仮説であり定説ではない。現在、確認されている素粒子以外の素粒子が見つかることで、その仮説が定説になったり、宇宙に関する、果ては、この世の色々な謎が解明されることになる。

そして、僕が何を言いたいか・・・この実験の過程では、あるリスクがあるということ。そのリスクとは、ブラックホール(BH)である。このBHが出来た場合、BHの大小に関係はあるものの、地球が滅亡するという話がある。

実験に携わる学者達は言う、「ブラックホールは極小であり、生成してもすぐに消えてしまうだろう」と。学者達が、BHを否定するのは当然のこと。

なぜなら、BHが生成され地球が消滅しても誰も文句は言えないからである。死なば諸共。実験結果はいかに・・・。


というわけで、今回は映画の話である。僕が好きなアンジーこと、アンジェリーナ・ジョリーが出演している「WANTED」。僕は完璧な映画を見てしまったかもしれない。実に面白い映画である。

作中に登場するシーン全てに無駄がなく、シーン全てに意味のある映画である。セリフや場面、登場人物という全てが活かされていて、CGは使用しているものの、CGに頼り過ぎてない。もしかしたら、CGに頼っていないわけでなく、CGに負けないほどの役者達の演技が光っているのかもしれない。

アンジー、モーガン・フリーマン、ジェームズ・マカヴォイ・・・この映画では新次元アクションという言葉を使用しているが、言葉通りの映画であり、ただのアクションではないという自信が本物だということがよく分かる。

内容は書こうと思えば書けるが、書きたいことが多すぎて書けない。なのに、完全な作品。見終わった後は、ストレスが解消されている気分だった。ガンアクションが好きな方は超オススメ。多少、グロい部分はあるものの、見て損はない。

この映画を見れば、日本の映画がなぜアカデミー賞を取れないのかが分かる。

そして個人的な嗜好になってしまうが、アンジーの妖艶な美しさ、あの裸体(背面)を見させられて興奮しない男がいるだろうか。年齢を重ねても、あの身体!昔の「好き」と、今の「好き」が違うかもしれないが・・・とにかく、アンジーは永遠である。

余談だが、ハリウッドで映画化されたドラゴンボールのCMが流れていた。そして、不謹慎だが笑ってしまった。スターウォーズのようになっていたし、七つの玉が実写なだけだったし。ドラゴンボールは実写化されることにより、終わりを迎えるかもしれない。