青い鳥ことり 今日のあしあと

写真で綴る マメルリハの“そら”と 私の日々

親子といえども

2013-06-26 23:57:39 | マメルリハ

親なら我が子の性格をほぼほぼつかめるかと言えば、それは難しいのかもしれない。

今年に入って桜の季節だったか、私は母とケンカをした。 

母が孫のことを心配し、あれこれと私に意見するのに反論したのが、ことの発端だった。

父の転勤で16歳で親元を離れた私にも、今の我が娘と同じようなことがあったけれど、

母が私に意見するには、あまりに距離が遠すぎた。

進学、就職、恋愛・・・岐路に立ち悩み相談したい時期に、私のそばに家族はいなかった。

だから、意見されることもなかったけれど、頼ることもできなかった。

母が当時私には何ら意見しなかったことを 今あれこれ孫に言うのは、

近くにいるかいないかの差。 私が一緒に暮していれば、同じように言ったに違いない。

それは分かっているのだけれど、無性に腹がたった。

その時母が言った。あなたが何も相談しないから、悩みがあったとは思わなかった と。

あなたが頼ってこないから何事もないと思っていた と。

私は、初めて母の前で泣いた。50すぎて 初めて。

頼ってはいけない、心配かけてはいけないと、そう思ってきた自分が哀しかった。

親子といえども、性格を見抜けるかと言えばそうではないし、ましてや悩みの根幹など

言葉を交わさずに分かるはずはないのだ。

悩みがあったら素直にぶつけることだ。 強がらず見栄をはらず、本心を明かすことだ。

その時はじめて心が寄り添えるのだと思う。 

私は、それに長いこと気付かなかった。 勿体ない事をした。

打ち明けていたら、違う道も見えたのかもしれない。 

この先、母がどれほど長生きするか分からないけれど、時に弱みも見せて頼りたい・・・と

今さらだけど思っている。 寿命を縮めない程度に、心配をかけよう。

60 母さん ぼくの性格は分かってる?

61 ぼくね こう見えてさびしがりやなんだよ。

もっともっと かまってほしいな。 いっぱいいっぱい 遊んでね。

 

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