東京学芸大学男子ソフトボール部ブログ

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秋季リーグ戦特別ページシステムvs中央大学

2016年10月26日 08時17分27秒 | 試合速報

秋季リーグ 特別ページシステム
vs中央大学

10月23日に行われた秋季特別ページシステム1回戦、中央大学との試合結果をお知らせします。


学芸大学|3/3/0/3/4|13
中央大学|0/0/0/0/0|0

学芸大学の勝利
(5回7点差以上コールド)


(出場選手)

1 (DP) 柳森
2 (右) 陣川
3 (遊) 福岡
4 (投) 藤井 ー 三瓶 ー 藤井
5 (三) 川口 ー 赤木
6 (左) 佐藤(諒)
7 (捕) 池田
8 (中) 両角 ー 座間 ー 両角
9 (二) 佐藤(和) ー 大村
FP (一) 渡辺

(バッテリー)

藤井 ー 池田


(長打)

〈本〉
〈三〉川口
〈ニ〉池田


(戦評)

本日対するは特別ページシステムを4位で迎え、リーグ戦本戦の直接対決でも敗れた因縁の相手、中央大学。
なんとしても最下位を逃れたい学芸には落とせない一戦であった。



先攻は学芸。

1回表、先頭の柳森がいきなり四球で出ると、続く陣川もセカンドの頭上を越すヒットで出塁、3番の福岡も四球で出塁し無死満塁とする。ここで相手投手の暴投で3塁ランナーが生還。いきなり先制を決めた。
しかしここで終わらないのが今日の学芸。1死2.3塁から5番川口がフルカウントからの第6球を打ち、セカンド右への内野安打。1点追加する。更に続く巧打者佐藤諒が前進守備のショートを嘲笑うかのように、後方へ打球をぽとりと落とし、更に1点追加。この回一挙3得点を奪う快調な滑り出しだ。

一方、学芸の先発は不動の大エース藤井崚。前回登板の同大学戦では7失点と奮わなかっただけにこのリベンジマッチには期待がかかる。
1回裏、藤井は先頭打者に対して制球が定まらず歩かせ、失点の臭いを漂わせるも、後続をそれぞれ遊飛、右ゴロ、遊ゴロと打ち取り貫禄を見せる。さすがと言ったところだ。


2回表、流れの止まらない学芸は、先頭の佐藤和のピーゴロ、柳森の爽快な見逃し三振で更に勢いづくと、続く学芸の安打製造機・陣川颯が2打席連続となるヒットをセカンドへ打ち出塁すると、更に天才・福岡真司の華麗な流し打ちとエンドランで2死から1.3塁とチャンスを作る。
そして本日風邪気味の主砲・藤井がボールを見極め2死満塁とすると、パワフルなスイングが持ち味の長老・川口が豪快に右中間へと打球を運び、これが走者一掃となる三塁打となりこの回も3点を奪う。これで学芸は6点差と相手を突き放した。

その裏、点差が開き気の抜ける場面だったが、5、6、7番をピシャリと抑え三者凡退。この回も無失点で切り上げる。


3回表、先頭の池田は言っていた。「俺、今日エラーしそうやけどヒット打てる気がするわ笑」と。その予言通り、一二塁間を破る痛烈なヒットを放つ。ソフトボールを始めて2年半、彼はFPとして活躍してきただけに打撃に関するパワーが有り余っていたのだろう。
続く両角は鋭い回転のライナーをサードへ放つも相手サードの巧みなグラブさばきの前に凡退する。
しかし1死1塁の場面、打席に入るのは、春リーグの特別ページシステムで全打席安打を放ち(それまでのリーグ戦は全打席無安打)、「特ぺ男」の名を縦(ほしいまま)にした佐藤和哉である。1打席目のチームに勢いを与えた(ピーゴロ)バットはここでも光る。外角の球をとらえライト前へのヒットで出塁する。これで1死1.2塁。
ここで打席に入るのはキャプテンで主砲の柳森大毅。期待が高まるも、豪快なフルスイングで空振り三振。しかし彼の空振り三振はいつも清々しいまでのフルスイング。三振を恐れない姿勢はやはり見習うべきだ。
続く陣川も一ゴロに倒れ、この試合初めて学芸のスコアボードに0が付けられた。

その裏、危なげないピッチングで直ちに2死とする。続く1番に投じられた第2球、インコースをえぐるもそれが災いし三塁前へのボテボテのゴロ。これを藤井がさばくも間に合わずこの試合初めてのヒットを許す。しかし続く打者を遊ゴロに打ち取り3アウトチェンジ。この回も2塁を踏ませなかった。


4回表、先頭は福岡。ドロップ打ちでこの人の右に出る者はいるのだろうか、いやいない。この打席も期待通り、やってくれた。初球、低めに落ちるドロップを上手くとらえセンター返し。せんとが出塁する。
ここで迎えるのは我が軍が誇る最強の男・藤井崚だ。本日は風邪気味で不調かと思われたが、やはりやってくれた。甘く入ったライズボールを見逃さずレフト前へ。チャンスを広げる。
(なお風邪気味の藤井は代走を要求する=PR三瓶)
続く川口は粘りを見せ、9球目を見極めて四球。無死満塁と絶好のチャンスだ。
続く打者は佐藤諒。北海道出身ということもあり日ハムファンである彼の打法は、昨季今季ともに全試合出場を果たした中島卓也の構えを真似たという(本人談)。追加点の欲しいこの場面。甘く入った4球目をレフトへ流し2塁ランナーも還り2点追加!8点差とする。
なお、レフトが捕球をもたつく間に次の塁を狙うも進めず、佐藤諒はアウトをもらう。
1死2塁。打席には再び池田。溜まりに溜まった打席への思いはヒット1本では収まらない。センター右への二塁打で鬱憤を晴らす。更に打点1のおまけ付きで、学芸はこの回も3点を獲得する。

4回裏、中央打線は2巡目の3番から始まる攻撃。しかし大魔神・藤井はクリーンナップだろうが関係ない。先頭を四球で出すも後続を三ゴロと2者連続三振で切って落とし、なんとこの回も無失点。圧巻のピッチングだ。


5回表、既に9点差を付けている学芸はコールド勝ちの権利を既に得ている。しかし、この試合に全てをかけているうえに相手は因縁の中央大。学芸に容赦という言葉はない。
まずは1番の柳森。この回は右打席に立つ。キャプテンとして大選手としてチームを引っ張ってきた男の背中は輝いていた。7球粘ったフルカウントから8球目、鋭い打球が二遊間を破り無死からランナーを出す。
2番の陣川の打席。ランナーの柳森が初球からすかさず盗塁を試みるも失敗し1アウト。しかし流れは止まらない。むしろ打線に火がついた。
陣川が四球で出塁すると、続く福岡が痛烈な打球をレフトへ。更に4番の藤井は死球を受け1アウトから満塁のチャンスを作る。
ここで学芸ベンチが動く。ダメ押しといきたいこの場面で代打の切り札の赤木を投入する。彼は自他共に認める満塁男で、高校通算5打数4安打11打点だという(本人談)。
初球を見送り1ストライクからの第2球。甘く入ったライズをとらえ、センター左へのクリーンヒット。これで2塁ランナーの福岡も生還し、まずは2点。ベンチの期待に応える。
更に6番の佐藤諒がこの試合猛打賞となるライト前ヒットで1死満塁と再びチャンスを作る。
続く打者は絶好調の7番池田。痛烈な打球がセカンドの上へ。今日3本目のヒットとなるかと思ったが、セカンドがなんとか捕球し2アウト。更に飛び出した1塁ランナーを刺そうとしたセカンドが悪送球。ボールデッド、テイク2ベースとなり2点追加。この回一挙4点追加で13点差。

5回裏、この回ももちろん藤井がマウンドに上がる。今日のこの男にもはや敵はいない。圧倒的なピッチングでこの回も無失点。

蓋を開けてみれば、藤井は2塁すら踏ませない1安打完封勝利。その1安打も不慮の内野安打という完璧なピッチング。その実力を発揮した。
打撃陣も5イニング中4イニングがビッグイニングで15安打13得点というワンサイドゲーム。



この試合に勝利したことで、秋リーグ学芸大の4位以上が決定した。これは過去に類を見ない成績らしく、学芸ソフトの歴史に名を刻んだ。
戦評の順序が逆転してしまったついでに言うと、次の日体戦に敗れて4位が確定したことで、柳森政権は春秋4位という堂々たる順位で幕を下ろした。


1.2年生はこの試合で、先輩の偉大さを感じただろう。関カレを経て新体制になっていくが、新キャプテンの佐藤和哉を筆頭に1.2年生全員で先輩方に負けない良いチームにしていきたい。




今後とも応援よろしくお願いします!!!



(文責 : 赤木)




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