石坂久の賃貸不動産経営管理士試験合格情報ブログ

一般社団法人宅建実務教育センター専任講師の石坂久が、平成29年度賃貸不動産経営管理士試験合格のための情報発信をします。

27年問9 管理受託契約について

2017-10-31 20:09:42 | 27年過去問編
問9 管理受託契約に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1. 管理業者の共用部分に対する管理懈怠により、賃貸物件を訪問した第三者が共用廊下において転倒して怪我をした場合、管理業者はこの第三者に対して管理受託契約の違反に基づく損害賠償義務を負う。

解答・×
解説・管理受託契約違反で何か対応ができるのは契約の当事者だけであり、この場合の第三者は関係ありません。もし、損害賠償請求をするのであれば、民法の不法行為に基づいて出来る場合があります。(実際にやる場合は法律専門家に相談してください。)

2. 管理業者が破産手続き開始の決定を受けた場合、管理受託契約は終了する。

解答・○(本問の正解)

民法の委任の規程の問題です。委任の終了は下記の規程を覚えておきましょう。

委任者 死亡 破産
受任者 死亡 破産 後見開始

この場合の管理業者は受任者になります。

3. 委託者が後見開始の審判を受けた場合、管理受託契約は終了する。

解答・×
解説・委託者は委任者になります。委任者の委任の終了に、後見開始はありませんので、この場合は終了になりません。

4. 管理受託契約において、管理者の負う善管注意義務を加重する旨の特約は無効である。

解答・×
解説・お客さんである委託者の有利になる特約は無効にはなりません。逆に、お客さんに不利になるような特約、業者の善管注意義務を減らすような特約は無効になります。


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