笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

「他策ナカリシヲ信ゼント欲ス」を読みました

2017-04-29 13:10:44 | 日記
いつの時代、どこの世界でも、交渉ごとには、丸秘が付き物である。

籠池事件でも、その暴き出し合戦になっている。

特に、外交においては、その守秘がどうなるか?で、国内政権も外交関係も大きく影響を受ける。

この本は、「1972年に沖縄が返還されることになった1969年の日米交渉に、実は、日米ともに隠れた脚本家・演出家がいた。日本側の当事者は、私で、その経緯はこうだった」と、1994年に公表した若泉敬氏の著作である。

読むことになったキッカケは、現在、安倍内閣のキーマンである谷内正太郎氏の「外交の戦略と志」を読んだ際、その中で紹介されていたからである。(正直言って、谷内さんの本は、本音が出ていず、つまらなかった)

この本は、A5版上下2段組で630ページと言う大著であり、中身も学者らしい緻密なファクトを網羅したもので、大変読み応えのあるものです。

そして、ボリューム以上に、アメリカ側がキッシンジャー補佐官、日本側が若泉氏と言う2人が、国際電話や秘密面談で、日米の首脳交渉のストーリー、振り付け、共同宣言文、そして「有事には、沖縄に核持ち込みの事前協議ができる」との密約文までセットしていく内容は、サスペンスドラマさながらである。

返還後の有事の核持ち込みの密約文書については、2009年に故・佐藤栄作邸で見つかっている。

気になった事が二つ有る。

一つは、本を読んでいくうち段々とその思いが強くなったことですが、「若泉氏は、所詮は、キッシンジャーの手先として動かされただけではないのか?」と言うことである。

もう一つは、北朝鮮情勢が緊迫している現在、密約に言う「有事」を「今」と考えると、先に日本政府が求めた日米の事前協議の意味は、とんでもないものになる。


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私は、若手落語家・柳家吉緑さん(千葉県東金市出身)を応援しています。
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