笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

劇団青年座の「天一坊十六番」を観ました。

2016-06-13 21:58:40 | 日記
今日は、会社の同期のEさんのお誘いで、代々木公園駅の近くにある、劇団青年座劇場に芝居を観に行きました。


出し物は、矢代静一作、金澤菜乃英演出の「天一坊十六番」です。


http://seinenza.com/performance/public/222.html


ちなみに、十六番と言うのは、2016年の公演を示しているそうです。


江戸時代の八代将軍・徳川吉宗の頃、吉宗の御落胤を名乗った天一坊事件を土台に、キリスト教の教えを滲ませた物語です。


第1幕は、天一坊事件の経過で、人々の欲望の蠢きが示されます。


第2幕は、この演劇が最初に演じられた1969年頃の楽屋での、作家と役者達の忌憚のないお喋りで、テーマの深堀がされます。


約15分の休憩の後の第3幕では、天一坊が「偽物である」ことを自ら明らかにし、関係者が反省して最後の晩餐会をつつお互いをあげつらうことで、人間社会の善と悪について、観客に考えさせます。


芝居の最初と半ばと最後に、時代劇らしからぬピアノ・ドラム・サックス(フルート)の生演奏に合わせて、合唱隊と出演者による、舞台いっぱいのダンスがあり、ミュージカル的楽しさがあります。


演出の金澤菜乃英さんは、まだ28歳だそうで、これからが期待出来ます。


今日は、芝居の後、講談師の神田陽子さんによる「天一坊事件その始まり」の語りと
演出の金澤さんや主役の横堀悦夫さんのトークがあり、お得でした。


200席が満員の盛況でした。
6月20日までです。


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