笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

落語・ザ・ハープ

2017-08-19 22:34:07 | 日記
今日は、久しぶりで柳家吉緑さんの会に行きました。

NHKテレビで、落語・ザ・ムービーという番組があります。

落語の語りに合わせて役者が芝居をし、それをビデオに撮ったものを放送する
ので、テレビではビデオの映像がメインのように見えるという仕掛けで、
なかなか面白い。

今日は、落語・ザ・ハープと言う感じの仕掛けを見た。
詳しくは、後半で。


まずは、前座の柳家寿伴さん。
出し物は、「転失気」。
なかなか軽快な口調で、客席を笑わせていたが、1つ気になったのは、
和尚さんが小坊主を呼ぶときに、手を叩いたことだ。
飲み屋で店の人を呼ぶわけではないから、いかがなものだろうか?


吉緑さんの最初は、「金明竹」。
大阪弁の早口が、上手くなった。

次は、「竃幽霊」
幽霊の形と話し方が面白い。

中入りの後、今回のゲストは、ハープ奏者の彩愛玲さん。
私は、ハープの演奏を聴く(見る)のが初めてでした。
グランドハープと言って、高さが180センチ、重さが40キロもあるそうです。

最初の曲を演奏した最後の頃に、突然「バン」と音がしました。
何と、弦が切れたそうです。
彩さんが楽屋から、スペアを持ってきて、目の前で弦を張り替えて続きを演奏されました。

貴重な経験でした。


吉緑さんの、今日のメインの出し物「心眼」です。
しっとりとした語り口で、大変、良かったです。


彩さんが、吉緑さんの「心眼」の話を聞いてのハープの即興演奏がありました。
目をつむってハープの演奏を聴いていると、先ほどの吉緑さんの話が浮かんでくるようでした。
まさに、落語・ザ・ハープというものでした。

11月18日には、佐倉市の川村美術館で、同じような試みをされるそうです。

新しいチャレンジの挑む、吉緑さんのさらなる成長が楽しみです。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする