これは舞鶴公園の花菖蒲である。
アヤメじゃん!
と言われそうだが、実はアヤメ科の原種
のアヤメは、乾燥地にも育つ陸草。
更には、アヤメを漢字変換すると、菖蒲
と言う字が出て来る。
ところが、原種のシヨウブはサトイモ科
の多年草で、根や茎は薬草として珍重さ
れている。
で、端午の節句には、邪気払いに菖蒲湯
に使ったり、軒に吊すのです。
ややこしいのは、こいつが湿地を好みで
葉はアヤメに似た剣型なんですね。
花は違うんですがね。
節句の行事では、確かな菖蒲が売られて
いるんでしょうかね?
もひとつこんがらがるのは、アヤメ科の
カキツバタの存在。
湖沼や湿地に咲くこの花は、アヤメにそ
っくりで、同じ紫色をしている。
よく見るとカキツバタの花は、外層の三
弁が大きく垂れて、内側の三弁はアヤメ
より細く直立しているから、慣れると判
別可能なのだが、ちょっと見では分から
ない。
そして写真の花菖蒲。
これは江戸時代に園芸種として改良された、日本固有の色も形も多様なもので、
菖蒲園などにに咲いているのは、ほとん
どこれである。
ここまで書いてくると、自分でも自信が
無くなって来ました。
後は、御自分で植物図鑑を開いて調べて
下さい。
このままでは、いずれがアヤメかカキツ
バタか分からない子供たちばかりになっ
てしまいます。
一事が万事に、このような事が増えると
日本は大変な事になりますよ。
容姿の優れた女性が増えるのは、歓迎な
んですがね。
〈青空を 水に映して 花菖蒲〉放浪子
5月18日〔木〕晴
散歩を早めに切り上げ、友人と元陸将を
訪ねる。五年ぶりである。
これから旧交を温めて行こうと思う。