みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

囀り(さえずり)

2018年02月18日 | 俳句日記
いきなりグロテスクな写真で恐縮だが、
予告の通りに報告させて頂く。
これがCVポート処理による点滴器具。

心電図の電極が両サイドに丸くあって、
真ん中のガーゼに保護されてドレンが右側にぶら下がっているのがCVポートだ。

その上部、首の付け根の四角いガーゼの
下に中央静脈に差し込まれたカテーテル
が埋まっている。
双方とも3日にしてもう何の痛みもない。

このポートに2週間に一回、点滴ポンプからのドレンの針を刺し込む。
46時間後、自分で針を抜きドレンとポンプを次の通院日まで保管して返す。
取り外した痕はこうなっている。

傷の上に絆創膏を貼り、清潔に保つ。
風呂に入るのも自由だ。
10日間は健常者と変わりなく働ける。
その繰り返しだ。

誰が考え出したか⁈
何れにしてもヒポクラテスに誓った使徒
達が、良心に従った知見と検証に基ずき
作り上げた有難いものだ。

そしてナイチンゲールに誓った観音菩薩
達が、日々我々を見守り、手を差し伸べ
てくださる、生きてくださいよと。
恩賜財団済生会病院があってよかった。

帰院する道すがら、四十雀がもう囀りを
始めていた。
世の中の為に成るならば生きてみるか!

〈囀りや 又聴けるまで 癒されて〉放浪子
季語・囀り(春)

2月18日〔日〕晴れ
退院の日に備えて帰宅。
室内を整えた。
すでに懐かしい部屋の匂い。
病院生活も捨て難いが、我が家もいい。

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