みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

夏土用

2017年07月19日 | 俳句日記

春夏秋冬の立つ日の前18日間を、土用と
言う。
それぞれの季節が到来する天体の運行が
始まり出した期間だと思えばいい。

暦を読む基本は農事の吉凶を占うことに
ある。
従って、この各土用の期間はそれぞれの
季節で農作業が待っている。

例えば、春は大寒の備え、夏は苗床準備
や茶摘み、秋は土用の入りから三日目を
土用三郎といって、その日の天候に依っ
て稲の豊凶を占う。
冬は、霜降対策である。

以前にも書いたが風俗もまた変化する。
陰陽五行説の中に「三伏」という概念が
あって、夏至後の第三の庚(かのえ)の日
を「初伏」、第四の日を「中伏」、立秋
後の第一の庚の日を「末伏」として、そ
れぞれの日の衣食住についての暑気に対
する養生を勧めている。
一年で最も暑い時期であるからだ。

〈三伏と 重なりてあり 夏土用〉放浪子
季語・三伏、夏土用(夏)

7月19日〔水〕晴れ
宿の目と鼻の距離で水道管の工事が
二週間近く続いている。
短夜が益々短くなる。
午睡が欠かせ無い日々である。
これから拙句どうりの猛暑、
どなた様もご自愛ください。

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