真逆の日常生活。

無常の日常生活からアナログなマスメディアへの不可解な違和感。

創作小説part2 part1の続編

2017-03-21 03:34:26 | 日記

男の自宅から少し離れた場所には、国際化という建前上街全体のリフォームとおぼしき事業計画プランが現場で進められていた。老朽化したビルディングは6割前後取り壊されていた。古い街並みが消え去り、新しい街は機能性を帯びたセキュリティ対策を施したマンションや、管理のしやすいスムーズな街に変貌したように見える。しかし何か男の胸元は収縮するかのようにぽっかりと穴があいたような感覚に陥った。それは何かの空白感みたいに。新しい街は何か効率的に人間を動かす為の手段にしか見えなかった。その街の周囲では様々な人とモノが器用に映る。男は急変状態のように呼吸困難に陥りながら、移り変わる街を見ては自分の視界がぼやけた事に気づいた。頭脳が螺旋階段をイメージするように、男は困惑と混乱の中で自己の存在基盤を意識したが男の頭脳には、その情報は過去に遡っても記憶すら見当たらない。ぽっかりと穴の世界に入り込む入り口にいるのが、今の男の心境なのかもしれない (続く)

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