tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

せっかくだから、天の川を見に行こう(2)

2007-07-08 19:56:32 | lesson
星座の物語(こと座)

昨日の七夕は曇り空。織姫はうまく天の川を渡って牽牛に会えたのだろうか?
昨日の記事で触れたが、織姫星(織女星)はこと座の1等星ベガにあたる。こと座の伝説は、ギリシャ神話の中の話だ。
吟遊詩人のオルフェウスは、 太陽神アポロンと芸術の女神(ミューズ)の一人で叙事詩を司るカリオペとの間に生まれた。彼は竪琴の名手で、彼のひく竪琴の音に森の木々は踊りだし、森の動物達はすべて森から出てきてオルフェウスの竪琴の調べに耳を傾けていたという。
このオルフェウスの竪琴は、もともとはアポロンのものだった。亀の甲羅に穴を開けてそれに亜麻でできた9本の糸を通して作らた竪琴は、ヘルメスが作ったものだ。アポロンはその竪琴を、牛に加えて杖とで交換することによりヘルメスから手に入れており、これを息子のオルフェウスに譲ったのだった。
オルフェウスがニンフ(精女)のエウリュディケを愛し、彼女と結婚してから間もなくのことだ。新妻のエウリュディケは、横恋慕した牧夫に追いかけられ、逃げた際に草地にいた一匹の毒蛇を踏み付けてしまい、その蛇に噛まれてあっけなく死んでしまう。新妻の死を心から悲しんだオルフェウスは、亡くなったエウリュディケを取り戻すため、竪琴を手に黄泉の国タルタロスへ行く。

黄泉の門には、三つ頭の番犬ケルベロスが守護しており、凄まじい声でオルフェウスを威嚇するのだが、オルフェウスの弾く竪琴の音に次第に大人しくなり、うっとり眠ってしまう。三途の川の渡し守カロンも、恐ろしい冥府の亡者どもも、彼の美しい竪琴の調べに感動し、涙を流して聞き入った。遂にオルフェウスは、冥府の王ハデスと 女王ペルセポネの玉座の間まで辿りつき、愛する妻を失った悲しみを切々と歌いあげ、彼女を今一度地上の自分のもとへ返してくれるよう訴えかけた。オルフェウスの歌に感じ入ったペルセポネは、涙ながらに王を説得し、ハデスもその音に深い感動を覚えてエウリュディケを地上に戻す約束をする。
ただしハデスは、 エウリュディケを黄泉の国から地上に戻すのに一つの条件を課す。二人が地上に帰り着くまで、オルフェウスは決して妻のことを振り返ってはならぬというものだった。
オルフェウスは約束を守り、一度たりともエウリュディケの方を振り返らなかった。ところが、地上が目前に迫ったとき、ふとエウリュディケの足音が聞こえなくなり、心配でいてもたってもいられなくなったオルフェウスは、とうとうエウリュディケの姿を求めて振り返ってしまった・・・・・・σ(^∇^ヾ)コッチコッチ。

たちまち、彼女は黄泉にひき戻されて、オルフェウスの伸ばした手の先でエウリュディケは瞬く間に見えなくなってしまった。オルフェウスは慌てて黄泉の国へ戻ろうとしたのだが、三途の川の渡し守は彼を渡してはくれない。オルフェウスは絶望のあまり気が狂ったようになってあてどもなく山野をさまよい、最後には酒神ディオニュソスの祭りで酔っ払った一団の中へ迷い込む。酔っ払いの女達の琴の演奏の要求を断ったオルフェウスは、怒った女達に石を投げつけられ遂には八つ裂きにされ、その首もろとも竪琴もヘブルース川へ投げ込まれてしまう。この結末を哀れに思った音楽の女神達は、オルフェウスの身体を集めリベトラの森に埋葬する。そして、今もなお、そこに鳴くナイチンゲールは哀れな声で鳴くといわれている。一方、ヘブルース河に打ち捨てられた竪琴は、やがて海へ出てレスボス島へ漂い着く。かわいそうに思ったアポロンは竪琴を天にかけ「こと座」にした。また、かつてオルフェウスの竪琴の音に聞きほれていた動物たちも星の仲間入りをし、こと座の周りでその調べに聞き入っているといわれている。オルフェウスは、黄泉の国でエウリュディケと再会し、共に幸せに暮らしたとのことだ。

この黄泉の国へ亡くなった妻を迎えにゆく話は古事記でも出てくる。
イザナキは死んだ妻・イザナミを追って黄泉路を通り、根の堅州国(ねのかたすくに)に入った。ところが妻との約束を破り、あんなに美しかった妻がゾンビのように変わり果たのを見てしまったイザナキは恐れをなし黄泉の国から逃げ帰ってくる。がイザナミは追いかけてくる・・・・・・∑(=゜ω゜=;) マジ!?。
その時、その場にあった桃の木から実をもぎ取ってを投げつけることで黄泉の醜女を追い払っている。このゾンビの話は興味深いのだが、それはまた別の話。
明日に続く
Starship - Sara

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