中学生、高校生となり大学生ともなると、暫く鉄道から遠ざかりbike旅に夢中でした。
真夏の夜は網戸にして扇風機を勢いよく回し、コーラを飲みながら漫画読んだり時には勉強したり。
そんな時、聞こえてくる電気機関車の音に続き、電源車の重圧なディーゼルエンジン音、そして軽やかな客車の音。
「ああ、今日も走ってるな」
あの音を聴くと気持ちが安らいだり、よし頑張るかと思ったりと色々な元気をもらいました。結婚して今の住まいになっても夏になるとやはり同じように聞こえて来ました。
昨年の夏も辛うじて聴けましたが今年の夏はもう聴こえません。
あの音を聴く事はもうないんだろうな。
耳を澄ませば、聴こえた夜汽車の音は。
平成27年8月22日の発車分にて
臨時北斗星も役目終え葵衣の客車も役目を終えます。最後の日は写真じゃなく音を聴いて見送りたい。少し離れた場所で。