紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

赤字であっても、黒字であっても・・・問題は、問題

2012年11月15日 17時32分08秒 | 日記
 製紙メーカーの中間決算では、各社大幅減収・減益が発表されています。その中で、大王製紙と、三菱製紙の二社が黒字確保の前期比増益になっていました。前期比増益とはおかしいと思い、中身を見てみるとやっぱりです、「子会社」が増えて,その子会社群の「含み益」がプラスされていたのです(お嫁さんの里からの持参金)。此の半期で会社・従業員が稼いだ「営業成績の益」ではなかったのです。反対に、営業成績で云うと、紙流通の王様「日本紙パルプ商事」の赤字は「国内営業成績」で立派に「増益」にしていました。「決算期の損益」では「有価証券」の時価が中間なら9月末日、年間なら3月末日の株価の終値が簿価・株価との対比で「半値以下」になっていると、決算時株価にその分「減損評価損益」(ゴルフ会員権等も)を出さなければならないのです。その株等の評価損が営業益を上回っって赤字になった訳です。(個人の会社では帳簿通りで、落としていないのが大多数)なお、決算時には、取引先倒産の債権処理や、在庫評価損、設備廃棄撤去費、減価償却費処理方なども、影響します。
 会社設立時に掲げた「定款」通りの成績がどのように決算に出ているかが問題なのです。定款は、株主総会で承認され、法務局に登記されています。度々変えるような物ではないのです。
 今朝の庭の気温2度、1300メーター標高の「津野町・天狗高原」は、昨日「初雪」5センチが積もりました。例年よりも10日早いそうです。20人ので行く18日の宇和島手前「滑床峡谷」の紅葉はベストタイミングになったかも・・・。写真は、津野町産業祭でのマグロの解体です。