プロ野球の移籍の話では有りません。話題の愛媛県・大王製紙が会社更生法から立ち上がって，臨海工場の生産量では日本一になっていますが、其処迄来るのに，未経験の印刷用紙や，伝票用紙など板紙、家庭紙、特殊紙の分野に入る時に「その道のプロの技術者」を導入しました。各メーカーの定年組も含めて引き抜きを行ったのです。その昔、工場に行くと，王子製紙や日本製紙等、ありとあらゆるメーカーの技術者が活躍していました。所で，韓国のサムソンは２０１２年度で、３兆２千億円もの投資をするらしい，その中で「研究開発」は、９０００億円を掛け、人は１０００人を採用するとか・・・以前から，日本の大学から毎年サムソンに入社している研究者が居るらしく、噂では東北大学出身の研究者が３００名を越して働いているとか・・・。兎に角，今の日本には技術者・研究者が打ち込める職場が無いのです。必然的にその職場が日本国内に無い場合，アメリカ等の海外の研究所に出ます。意欲のある若い優秀な人材は先ず、自らが移籍を希望するかどうかです。これは、情けないし、もったいない事だと思いませんか・・・日本政府も文科省も一体何をやっているのでしょうか，これは明らかに「カツ！」です。この温かさで，正月飾りの蕾だった梅が咲き出しました。