tetsuとhirokoの気まま旅

自作キャンピングカーでの日本一周を目指す旅

人工関節置換術 リハビリの記録 其の11

2023-09-11 23:15:06 | 日記
9月8日 術後30日目
 朝の自主トレ
歩行練習 300メートル
階段練習 2往復 
歩行練習 300メートル

今日は、接近する台風の余波で朝から雨。リハビリ室の窓から、いつもは良く見えるスカイツリーも全く見えません。
4週間余り続いた入院してのリハビリも、いよいよ今日の午前 午後と明日の午前の3回で終わりです。
いつものように、膝周り 足首 大腿部 股関節周りに、交互に行なわれるマッサージとストレッチのあと、数種類のエクササイズ。今日はお互いに会話も少なく、淡々と一時間が終わりました。
 昼の自主トレ
歩行練習 300メートル
階段練習 2往復
歩行練習 300メートル 
痛み 引っ掛かり感 ツッパリ感は在りませんが、両太ももに『だるさ』があります。
 午後のリハビリの間に『歩行』と『すねを蹴りだす力』の測定がありました。

総合評価点数は、60点でした。普通この時点では40点いけばまずまずのようで、60点はかなりの高い点数だそうです。

9月9日 術後31日目
     入院最終日
 朝の自主トレ
歩行練習 300メートル
階段練習 2往復
歩行練習 300メートル
少しスピードが上がっていたせいか、終わった後、うっすら汗をかいていました。
『歩行』『階段』とも、上々の仕上がりだと思います。
入院最後のリハビリはいつものマッサージ ストレッチと軽めのエクササイズで、少し早く終わりました。担当の須賀先生に、ここまで回復させて頂いたお礼を言うと、『原田さんが、頑張ったからですよ!』と笑って見送ってくれました。
 病棟に戻り、漸くは飲むことになる薬の説明、会計、次回外来の予定の確認等々の手続きのあと、看護師さんに見送られて無事退院の運びとなりました。
その時渡されたお手紙に、リハビリの須賀先生のエールと、看護師一同として『ストイックにリハビリしている姿が、とても印象的です。』とありました。みんなに見守られ、応援して頂いていたことに、改めて感激しました。



 家族の迎えの車で帰宅した後、退院を祝うテーブルが用意されました。1ヶ月の入院中口にすることの無かった、刺身 黒毛和牛のステーキ 山盛りの唐揚げ 好物のウィスキー等が並べられました。スコッチをチビチビやりながら、家族4人に囲まれ、我が家に戻った実感を噛み締めました。 

9月10日(日) 術後32日目
 このところの習慣で、朝五時過ぎには目が醒めてしまいました。
私には、家に帰ったらまず試してみたい事がありました。それは、我が家から『桜並木通りのバス停』まで歩けるかと云うことでした。其の近くには、コンビニも二軒あり、バスに乗れば最寄り駅まで10数分で行けます。私にとってそこはまさに『社会への入口』とも言うべき場所なのです。
病院で歩行練習していた『600メートル』は、おおよそ其の位かなと考えていたからでした。
ケータイの歩数計をオンにして、家を出ました。
見慣れているはずの風景が、何か違って見えました。
1ヶ月前までは、ストックに身を預け、うつむき加減でヨロヨロ歩いていたので、前方の道路のアスファルが視界のほとんどでした。
今はちゃんと歩けているので、視線が高くなり、周りの家々、庭の緑、そして空までが視界の中です。こんな風景を見るのは、本当に久し振りでした。
ゆっくり歩くつもりでいましたが、自然にペースが上がり、今の私に丁度良い歩幅とスピードに落ち着いていく感じでした。
膝も痛まず、立ち止まる事もなく、こんなに近かったかなアとの思いの中、バス停に着きました。歩数計は702メートルでした。
道路向かいにあるコンビニで買ったドリップコーヒーを飲みながら、ささやかな達成感を噛み締めていました。

こうして退院はしましたが、私のリハビリはまだ終わっていません。今週から暫くは、週3回の外来でのリハビリを予約してあります。散歩を含め、自主トレも徐々に強化していくつもりです。

今後のブログは、時折りリハビリの報告と、書けなかった入院中のエピソードを、アップしていきたいと思っています。
そして最終章では、デブデブのお爺さんが青年のようによみがえった姿を、皆さんにご報告出来ればと思っています。

ここまで応援して頂いた皆さん
有り難うございました。

   人工関節置換術
   リハビリの記録
   第一章 終わり





人工関節置換術 リハビリの記録 其の10

2023-09-08 17:36:40 | 日記
9月6日 術後28日目
 朝食後の自主トレから、連続で歩く距離を、360メートルから480メートルに延ばしました。
今では、歩くことに不安はありません。何かあって身体が不安定になっても、なんなく戻せます。もっと長い距離を歩けると思いますが、ここは急がずゆっくり行くことにします。
太もも前面に『疲れ感』がありますが、一昨日のようなヒドイ筋肉痛はありません。
 午前のリハビリの階段練習が、6階から4階までの2フロアー通しての1往復になりました。少し緊張しましたが、まずまずの出来でした。
昼食後の自主トレは朝と同じメニューをこなしました。今の階段練習では、昇りはゆっくりなら手すりに手を添える位でのぼれ、『引っ掛かり感』も『ツッパリ感』もほとんどありません。降りは、左膝にやや『ツッパリ感』がありますが、『引っ掛かり感』は、実際引っ掛かることを含めて此のところありません。
 明日からは、階段練習に集中します。あと2日と半日で退院です。最後の難関の『階段』にも、一区切りつけて家に帰りたいものです。

9月7日 術後29日目
 朝の自主トレから、階段練習を1フロアー2往復にしました。降りに重点を置いての特訓です。
この時、左股関節周りの筋肉が十分柔らかくないと、膝が曲がりきらず『ツッパリ感』を感じているようです。
踏み込んだ時右膝が不安定で振れるのは、膝周りの筋肉の衰え(私はそう思い込んでいました。)ではなく、膝が内側に入っているため体重が足裏に十分乗っていないことが原因でした。踏み込む足先を少し外向きにすることで、解決できました。
私の場合、『階段』克服のポイントは
①腰を後ろに引かないように      する。
②身体の重心は出来るだけ高く保ち、重心移動は全身を前に送り出すイメージで。
③足の向きは僅かに外向きに(これで、足裏にしっかり体重が乗るようになりました。)
④手すりや杖に、出来るだけ頼らないようにする。(足裏にしっかり乗れていれば、ふらつかなくなります。)
以上は、私が実際やってみて到達した『階段攻略法』です。私もそうだったように、階段の降りは怖いです。でも、怖がっているだけでは前に進めません。まず、恐怖感に立ち向かって、いろいろやってみる一歩を踏み出しましょう。そうすれば、あなたの見つけた方法で『階段攻略』は必ずできます。

自主トレの適度な疲れで、今夜も良く眠れそうです。
明日朝の筋肉痛を気にしつつ(しっかり、湿布とアイシングはしました。)8時過ぎには、床につきました。






人工関節置換術 リハビリの記録 其の9

2023-09-07 13:43:49 | 日記
9月3日 術後25日目
 日曜日なので、今日は回診もリハビリもありません。
朝のニュースでは台風11.12号の話題や、男子バスケットボールチームが48年ぶりに自力で出場を決めたこと等が、流されています。
 6時の検温が終わって、朝食をはさんで8時頃までの間は、いつもの朝の自主トレの時間です。
膝周りの軽いマッサージとストレッチをして、院内パトロールに出掛けます。病室を出て、5階の廊下往復を3回(約180メートル)、階段で4階に降りて(あえてエレベーターは使いません。)廊下往復を3回(約180メートル)して階段で5階の病室に戻ります。休憩を入れないで360メートル歩き、階段をワンフロアー分昇り降りするのが、このところの私の『仕事』です。安全の為、杖を持っていますが使うことはありません。
すれ違う看護師さんが、小さく手を振ったりしてくれるので、もはや、やめるわけにはいかなくなっているのです。
1週間前と比べると、歩行は安定感を増し、階段は『膝の引っ掛かり感、ツッパリ感』が目に見えて弱くなっています。痛みを感じることはありません。
ベッドに戻って、このごろ定着したメソッドをやります。ベッドで足を進展させた状態から、両手で片足の膝裏をすくい挙げるようにして、膝を曲げた状態で保持するものです。膝の可動域を広げる助けになるそうです。やり初めの頃は、1分もしないうちに『イタ苦しく』なりギブアップしてましたが、2週間毎日続けているうちに、3分でも余裕が出てきました。今日ひろこさんが来てくれるので、家にある砂時計の5分計をリクエストしてあります。


8月23日にフィルムが剥がれた、右足の黒く凸凹の目だった手術あとも、だいぶ色も戻り平らに成りつつあります。
初めは触るのもおっかなビックリでしたが、この頃はすぐそばの『膝の皿周り』を、クリクリマッサージしたりしています。
左膝の小さいパッドがまだ残っている事が少し心配で、以前北村先生にお聴きしました。
『傷の治りが遅いのは、糖尿病のせいですか?』
『そういうケースもありますが、原田さんの場合は以前の手術(数十年前、スキーで骨折)でもともと血流が悪くなっていたところと、今回の手術が重なったところの一部が少し治りが遅いだけで、特に心配無いですよ。』との明快なお話で、今は安心しています。
昼食後一休みして、また院内パトロール(自主トレ)です。
日曜日の午後はテレビ番組も面白くないし、持ち込んでいる本を読んだり、ブログの原稿を書いたり、昼寝をしたりして過ごします。
夕食後の自主トレの後、いつものような筋肉痛がありました。向こうズネ ふくらはぎ 太ももの筋肉痛は、ちゃんと自主トレをやっている証拠 勲章の様なものです。ロキソニンパップを貼ってアイシングをすれば、明日には治っています。


9月4日 術後26日目
 足立区の朝は雨。1日降り続く予報です。リハビリ室の南側の窓越しにいつも見えてるスカイツリーも、今日は上半分が雲の中です。
 午前のリハビリは『学生さんの見学実習付き』です。
『学生に触らせてもらって大丈夫ですか?』
ここまで治して貰って、断る理由はどこにもありません。
マッサージ ストレッチの途中
何回かダランに変わってやって貰いました。動きに少し堅さはありますが、なかなかどうして、しっかりした指さばきです。
ペダル漕ぎに変わって、椅子にどら焼みたいなバランスボールを置いて座り、片足を僅かに上げてバランスをとるメソッドをしました。腹部の小さな筋肉を使う訓練だそうですが、結構キツイです。
階段練習では、『良いですね!』と言って貰いましたが、自分的には不本意です。自主トレの方が、スムーズでした。下りでもたつきました。
 昼前に、月曜日定例の院長の回診がありました。
『退院日が決まったようですね!』
『はい。痛みもなく、歩く分には不安がなくなりました。』と言うと、
『ほー! それは優秀です!』このフレーズ、前にも聞いたような気がしました。
今週土曜日の退院ですから、これが最後の院長回診になるでしょう。
昼食後の歩行練習中、右膝内側にレベル1から2ぐらいの痛み(痛みを0から5までのレベルに分けた指標)を感じはじめたので、そうそうに中止しました。特に熱だぽい訳でもなく、体重をかけなければ痛くありません。いつもの筋肉痛とは違う場所です。
午後ダランに聞いたら、膝の内側にある太い筋肉の炎症(筋肉痛)との事で、今日は大人しくしている事にしました。人工関節とは無関係とわかって、ほっとしました。

9月5日 術後27日目
 今日のリハビリは、休みの
ダランに変わり、川島先生(男先生)です。
いつものメソッドの間に、いろいろな話をお聴きしました。以前、膝が130度まで曲がるようになった患者さんがいたことや、退院してからのジム等でのマシントレーニングでの負荷のかけ方、種目の選び方など、とても参考になりました。
リハビリの間でも、昨日の痛みは無くなっていたので、食後の自主トレは再開しました。確かに日曜日の自主トレは、速さを目指したり、トイレに行く時、わざわざ階段を使って4階のトイレに行ったりして、少しやりすぎの感がありました。
反省しました。





人工関節置換術 リハビリの記録 其の8

2023-09-03 20:07:16 | 日記
9月1日 術後23日目
 月が改まりました。
ひとつき前の自分はどんなだったろう?。
8月始めは、『手術』を前に少しピリピリした毎日でした。夜寝ていて目が覚め、『手術』が頭に浮かぶと眠れなくなる時もありました。『寝酒』が度を過ごし、翌朝軽い二日酔いになることもしばしばでした。
私は永年、『仕事があるから…』『このくらいなら、我慢できるから…』と、『手術』を勧めるひろこさんの言葉を振り切って来ていました。
リタイアした後も、あ~のこ~のとはぐらかし、挙げ句の果てには当たり散らす始末でした。
今思うと、情けない状態が何年も続いていたのです。
『手術』を決めるまでは、ストックを頼りに何とか歩けてはいましたが、長い距離は膝が痛んで無理でした。階段には近付かず、買い物に行ってもひろこさんが戻るまで、車で待っているのが常でした。お風呂は、着替えや浴槽への出入りが難儀でついついその回数が減り、いつも怒られていました。
『生活の質』は下がる一方で、ひろこさんに真顔で『このままだと、寝たきりになるよ! 私知らないからね!』と言われ、ビクッとすることもありました 。
そんななかで、姪夫婦に『受診』の舞台を演出して貰い、ようやく『手術』の決断にたどり着いたのが6月下旬でした。それでも、『手術』が近付くにつれ、なにか心穏やかでない日々を過ごしていたのが、8月の初め頃でした。

 今、この病院では全54床中 私の知る限り男性は12床で、圧倒的に女性の患者が多く入院しています。(数床の空床があります。)
この病気の発症比率に、男女間格差がどれ程あるのか知りませんが、割りきりの早い 腹の座った女性と、優柔不断な男性の性格(私の個人的な見解)差も、ここの患者数に関係があるのかも知れません。

 今日、午前のリハビリ後半の『ペダル漕ぎ』は、それぞれの足首に2キロの砂袋をつけて負荷を3に上げてのトレーニングでした。始めは快調てしたが、7~8分たつときつくなってきて、負荷を2に下げてもらいました。取り敢えず何とか10分漕ぎました。
 リハビリの帰り、廊下で杉本院長とすれ違いました。『原田さん。どうなりました?』と聞かれました。月曜日の院長回診で出た、『退院』の話でした。
『来週の土曜日辺りにと思っています。』と言うと、『そうですか。リハビリ頑張りましょう!』。ニコッと笑顔で、病室の中に入って行かれました。
杉本院長は凄い! です。
ご自身忙しい毎日でしょうに、入院患者のことを粗方把握していて、なおかつ時間があるときには、こうして一人で病棟を廻って居られるのです。私のことも、気にかけていていて下さった事に感激しました。

午後の『ペダル漕ぎ』は、負荷3のままやっとのおもいで10分漕ぎきりましたが、この辺りが、今の私の限界のようです。『筋力不足!』は明らかです。
終わって病室に戻り、ふくらはぎ すね 太ももの裏表に、支給されている『ロキソニンパップ』を12枚貼って、アイシングをしました。『筋肉痛』です。


9月2日 術後24日目
 退院の日が決まりました。!
朝検温の時、看護師さんに退院希望を9月9日土曜日 午前のリハビリが終わってからにしたい旨、お願いしました。看護師さんは、『では、其のように進めます。』とのことでした。
杉本院長の『退院許可』から12日目の退院と言うことになります。

午前のリハビリで、膝の曲がり角度を計測したところ、左右とも115度でした。リハビリ開始の初期90度ぐらいしか曲がらなかった頃、ダランが『最終の目標は115度です。難しい数字だけど頑張りましょう!』と言っていた115度になりました。あと1週間で、どれだけ上積み出来るか楽しみです!
今朝までの自主トレで感じていた、階段での『膝の引っ掛かり感 ツッパリ感』が、階段練習では明らかに緩和していました。マッサージ ストレッチは、確実にきいています!。
階段の登り降りは、単に膝の可動域の数値だけでなく、いろいろな『筋肉の柔らかさ』も関係しているらしいのです。私の『階段練習』の進展は、まさにその現れなのでしょう。
 午後のリハビリ室に、女子プロレスの堀田さんの姿がありませんでした。退院されたようです。
娘からのラインでは、彼女自身のSNSにその旨の書き込みか在ったそうです。術後19日目の退院との事でした。
午後後半の『ペダル漕ぎ』は
更に、座面を少し高くしたレベルアップがありました。足首にそれぞれ2キロの砂袋を着けて、負荷3で10分間です。休まず終えるのがやっとでした。太ももの裏表 すねにかなりきています。終わって息が弾み、ダランが『少し休みましょう!』と、言ってくれて助かりました。
その代わり、最後の『階段』は快調で、午前のレベルが後戻りしていませんでした。

 ここで受けているリハビリで、私が感じた驚きのひとつに、『練習成果が、後戻りしない!』事があります。
家にいる頃、温泉に浸かったり、マッサージにかかったりして、直後は『あー楽になった!』『凝りがほぐれた!』『身体が軽くなった!』等と感じますが、暫くたてばもとに戻って仕舞うのが常でした。
ここの管理されたリハビリでは、私の場合、其れはありません。適切な『質』と『量』のリハビリを『毎日(連続して)』おこなう事のひとつの結果なのかもしれません。

此処に居られるのも、あと1週間!  頑張るゾー‼️


















人工関節置換術 リハビリの記録 其の7

2023-08-31 19:49:43 | 日記
8月30日 術後21日目
 朝、術後1週間ごとに行われている、定例の血液検査とレントゲン検査。血栓の可能性が無くなったからか、今回エコー検査は有りませんでした。
午前の回診で、右膝はパッドもフィルムも剥がれました。傷痕むき出しです。左膝はキズの継目に少し赤い部分があり、『もう少し様子を見ましょう!』となり、消毒後パッドとフィルムを張り替えました。

術後2週間で、パッド フィルムが全部剥がれる人が多いみたいで、私は少し遅れています。
糖尿病のせいかな! と、思ってしまいます。
フィルムが剥がれても、まだぎごちない歩き方の人も多いから、『まっ、いいか!』回復過程は、人それぞれです。
午前のリハビリ後半に、新兵器が登場しました。イスに座ってペダルを漕ぐマシンです。漕ぎかたと速度のレクチャーを受けたあと、負荷を調節してもらって、7分間400回転弱漕ぎました。早く漕ぐと、右膝の内側が少し痛みましたが、速度を落とせば消えました。
午後後半は、メトロノームのような音に合わせて、速度を変化させる漕ぎかたにステップアップしました。
これがなかなか難しい!
特にハイテンポになると、こちらもやたら無気になってペダルを踏むので、シンクロせず、『遅い!』『速い!』の声が飛んできます。終わる頃には、ヘロヘロでした。股関節の辺りにかなりきています。
これは、私の『自転車に乗れるようになりたい!』という目標にむけた予備練習だと思いました。

 午後のリハビリの後、デイルームでいつものように缶コーヒーを飲んでいる時、ちょっと面白い光景に出会いました。入院している外国の方が、看護師さんに何か話し掛けていました。声は聞こえませんが、彼の口もとを見れば日本語ではなさそうです。看護師さんは、おもむろにポケットから何やら取り出すと、それに向かって何か喋っています。ややあって、彼も何か喋っています。するとお互いに意思の疎通ができたようで、廊下を歩きだしました。
それは『ポケトーク』のようでした。
テレビのCMでは見たことがありましたが、実際に使われているのを見るのは初めてでした。
それにしても、かなり使い慣れている様子の看護師さんの動作には、大いに感心させられました。


8月31日 術後22日目
 8月も最終日。病室の窓には、一見 秋の空の様にも見える、箒ではいたような高い雲の浮かぶ青空が見えています。でも、夏はまだまだ終わってなんかいません。この窓の外は、今日もまた『危険な猛暑』との予報です。でも、病室内はTシャツ 半ズボンで快適です。ごめんなさい!
 今日 ダランはお休みです。
ここでは朝8時半頃、その日のリハビリの予定時間を、担当する先生が伝えに来てくれます。
今日は伊藤先生です。(先日の男先生です。)今日のリハビリは、午前は10時15分、午後は2時30分から、各々1時間です。

時間までの間に、ダランに教えて貰った自分で出来るトレーニングをしました。
タオルを使った、かかとと膝裏伸ばし。膝裏を両手で引き寄せ、足の自重で膝の可動域を広げる運動など3種目を、『休み休み 辛くなったら止める』がお約束で、一回10~15分 1日2~3回やります。ダランに『とにかく、毎日続けることが大事!』と、繰り返し言われているので、ここ2週間は毎日続けています。

伊藤先生の施術は、股関節周り 腰周り 背中 脇腹のマッサージ ストレッチから始まりました。次に、リハビリベッドをまたがる姿勢からの『また割り』です。
このまた割りは、10日程前からダランの指導でやっていました。初めは情けないぐらい曲がらなかった上体が、少しずつ曲がるようになり、昨日は顔が床面から10センチ位までになっていました。今日は、伊藤先生の施術のあと、一気に顔が座面についてしまいました。
1日2時間、毎日(日曜日は除く)続けるここのリハビリの内容   とシステムは凄いです。
まるで、マジックです。