tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

多忙のため2017年からは毎日更新できないかも…。しかし、中身は充実いたしますので、引続きのご愛読よろしくお願いします!

元興寺文化財研究所「実践文化財学」は、こんなにスゴい!(2017 Topic) 

2017年04月28日 | 奈良にこだわる
元興寺文化財研究所は5月から「実践文化財学」というタイトルの講座を続々と展開する。すべて申し込みが必要だ。昨日(4/27)の奈良新聞「元文研50周年 研究成果知って」によると、

今年、創立50周年を迎えた奈良市の元興寺文化財研究所(辻村泰善理事長)は5月から、一般市民向けの連続講座「実践文化財学」を開く。同研究所での最新の研究成果を知ってもらおうと初めて企画。文化財保護の最前線で活躍する同研究所研究員の講演のほか、体験学習や現地学習も行う。


同研究所は昭和42年に設立された民間で初めての総合的な文化財研究所。現在、約30人の研究員が、全国から集まる文化財の保存や修理作業など年間約200件に取り組んでいる。昨年11月には県内2カ所の研究施設を移転統合した拠点施設「総合文化財センター」が、奈良市南肘塚町にオープンした。…



「実践文化財学」には、「講座編」(全10回)「体験学習編」(全3回)「現地学習編」(全3回)の3種類。講座編と現地学習編は1回500円、体験学習編は1,000円~3,000円。申し込みは、電話(0742-23-1376)、FAX(0742-27-1179)またはハガキで。詳しくは、同研究所のHPをご覧ください。

同研究所50周年を記念した初の企画である。ぜひ、お申し込みください!
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人はいつか必ず死ぬ by 田中利典師(金峯山時報「蔵王清風」)

2017年04月27日 | 奈良にこだわる

 修験道入門 (集英社新書)
 金峯山寺長臈 田中利典
 集英社

金峯山寺長臈(ちょうろう)の田中利典師が、最近ご自身のブログ「山人のあるがままに」に、「死」についての文章を2篇、載せておられます。私も還暦を過ぎ、知己が亡くなることが多くなり、やりきれない気持ちでしたが、これを読んで気持ちが落ち着きました。皆さんも、ぜひご一読ください。

「人はいつか死ぬ…」
人はいつか死ぬものです。人類史上未だかつて、死ななかった人はなく、お釈迦さまも孔子もイエス・キリストも、みなさん、死んだのです…と、冗談のように法話でよく言うのですが、そういうわけですから、私だけが死なないなどということはありえないです。

そんなことは誰でも知っているはずですよね。まして、いつ死ぬのか、どこでどうやって死ぬのか、それは神のみぞ知るところで、私たちのあずかり知らぬことなのです。

ま、どこでどうやって死のうと、何歳で、何が原因で死のうと、そういう要因には関係なく、はっきりとしているのは、死んだ瞬間にこの世での貴方の命は終わったのです。ただここで思っておかないといけない肝心なことがあります。

どこでどう死のうと、なにが原因で死のうと、死んだその瞬間に、仏さまに、神さまに「それでいいんだよ」って言ってもらっている、そういうふうに死を受け入れることが幸せなんだ、ということです。実は信仰を持って、神さま仏さまと一緒に生きているって言うことは、そういうことなんだと私は思っています。

概ね人は幼くして亡くなったり、あるいは幼い子どもを置いて壮年期に亡くなったり、交通事故や大きな飛行機事故など奇禍に遭って亡くなったりしたとき、「可哀想に。まだまだこの世に未練があったろうに…」と思うものですが、でも仏さまや神さまは、貴方の命が尽きた瞬間に「この世での貴方の役割は終わったのだよ。いろいろ失敗もしたろうし、やり残したこともあるだろうが、貴方の人生はこれで終わりなのだから、それでいいんだよ。次はまた失敗を繰り返さないように頑張ろうね…」と言ってもらっていると思えるなら、その人は救われるわけです。

そう思えないと死んでも救われないことになってしまいます。残された人の思いは別にしても、死者にとっての、死んで救われるというのは究極そういうことだと私は思うのです。

所詮私たち人間は生きている限り失敗や後悔の繰り返しなのですから、死んだ後まで、取り返しのつかないことに懊悩させられるのではたまったものではありません。神さまや仏さまに死んだ後くらいは大きく受け止めていただいていると思える、そういう信仰心を日頃から培っていたいものだと思っています。「蔵王清風」(『金峯山時報』平成22年5月号所収)より

「人はかならず死ぬ」
ここしばらくの間に友人、知人が次々を亡くなった。先月には親しかった九州の本宗教師Sさん。大酒のみの、豪快な女傑…大らかさがなんとも大好きでしたね。年明けには吉野町の観光参事だったKさん。いろいろお世話になりました。そして奈良県庁の職員で、奈良県と金峯山寺が事業連携を始めた頃からの友人だったTさん。洒脱でひょうひょうとした人なつっこい愛すべき変人だった。参事のKさんは老境だったが、あとの二人は六十代と五十前半と、思いもよらぬ早い別れとなった。

「人は生まれて来て、必ず死にます。人類はじまって以来、未だ死ななかった人はひとりもいません。その死に方もいろいろです。生まれてすぐ死ぬ人、10歳で死ぬ人、40歳で死ぬ人、60歳で死ぬ人、100歳まで生きる人…。その時、人は、たとえば10歳や40歳で亡くなると、まだまだやりたいことや、し残したことがあったろうに、可哀相だと思うものです。でも何歳で死んでも、仏さまは『いろいろあったろうが、お前のこの世でやるべき事は全て終えたのだよ』…といっておられると私は信じます。残された家族にとって辛い事かも知れませんが、あとは生きている人たちの宿題です。亡くなった方は仏様にもういいんだよ、と言ってもらっていると思って、心残さず、送ってあげて下さい」と、ご遺体を前にして、私は葬儀の席では家族の皆さんにそんなお話をするようにしている。

もちろん、自分が遺族の立場になったら、そうは思えないかもしれないし、哀切の情に取り乱すこともあるかもしれないが、自分のときのことはさておいても、人に対して、亡者に対して、臨終時の僧侶の役目とはそういうものなのだと思っている。

私の話は実は遺族に対しての部分より、死者そのものへの語りかけに思いがある。「魂は実在する」と私は思っている。死んだ当初、死者によっては自分の死そのものをまだ受け止めかねている人もいるだろう。肉体から魂が抜け出して、遺体のそばで不思議そうに自分の体を天井あたりから見ている、そんな感じを持っているのである。

死んですぐ大きな光に導かれて、今生をあとにする霊魂もあるだろうが、大体はしばらく自分の遺体のそばで、じっとみているものなのだそうだ。もちろん死んだことがないので、証明など出来ないが、そういう思いで遺体と接するのである。

このところ惜別の情に悲しむ日々が続いているが、亡くなった人の思い出をたどるとともに、彼らの死を通して、僧侶としての役割を改めて自覚させていただいている。「蔵王清風」(『金峯山時報』平成27年2月号所収)より


「どこでどう死のうと、なにが原因で死のうと、死んだその瞬間に、仏さまに、神さまに『それでいいんだよ』って言ってもらっている、そういうふうに死を受け入れることが幸せなんだ、ということです」というくだりを、何度も読み返しました。知己の死を受け入れるというのはなかなか難しいことですが、死者は「神さまや仏さまに、大きく受け止めていただいている」のだと念じ、冥福を祈りたいと思います。
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氷室神社の献氷祭/毎年5月1日に開催!(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第15回)

2017年04月26日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が毎週木曜日、毎日新聞奈良版に連載している「ディスカバー!奈良」、先週(4/20)掲載されたのは「献氷祭 奈良市の氷室神社」、筆者は同会理事の清水千津子さん。ご主人と「ステーキ雪峰(せっぽう)」を営んでおられる。
※トップ写真は、神前に供えられた海の幸と川の幸の代表(タイとコイ)の結氷

ゴールデンウィークも目前となった。この時期になるといつも思い出すのは、氷室(ひむろ)神社(奈良市春日野町)の献氷祭である。氷室神社とはどんな神社か。山と渓谷社刊『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』によると、

社伝によると、平城遷都に際して氷室や氷池を春日野の吉城川上流に作り、和銅三年(七一〇)七月二十二日に氷室明神を御蓋山麓の下津岩根宮に祀ったのが創祀とされる。正倉院宝物の『東大寺山堺四至図』には、吉城川上流に「氷池」が記され、菩提川には「氷室谷」という地名も見える。

御蓋山の西麓では氷室の祭祀が行われ、毎年四月一日より九月三十日まで平城宮に氷を献上した。近年、冷凍氷業界によって五月一日に献氷祭が行われている。当日は神前に花氷やコイの結氷、氷柱などが供えられ、舞殿で舞楽も奉納される。


つまり、昔はもっと市街地から遠いところにお祀りしてあった神社をここへ遷したようである。とにかくビジュアル(カチンカチンの氷に閉じ込められた魚など)がスゴいので、カメラ持参でお参りいただきたい。では、記事全文を紹介する。


氷に貼ると文字が浮き出る氷みくじ

暑い夏が今年も近づいてきました。日本書紀には仁徳天皇の時代に氷室(氷の貯蔵庫)が発見され、宮廷へ氷の貢ぎが始まった経緯が書かれています。登場する3柱をまつったのが奈良市春日野町と天理市福住町にある2つの氷室神社です。

奈良市の氷室神社は、平城遷都に際し、御笠山麓(さんろく)の氷室や氷池(製氷施設)の守り神としてまつられました。氷の祭祀は、豊作を祈願するものです。同神社の献氷祭は5月1日、暑い夏を願い氷業界の繁栄を祈願します。神前にはタイなどの氷柱が供えられます。

参拝者にとってうれしいのは一服の涼を感じるかき氷の振る舞いです。境内では氷みくじを引くことができます。何も書いてないおみくじを備え付けの氷柱に貼ると、文字が浮かび上がります。いにしえの氷の祭祀に思いを馳せてください。福住の氷室神社では、7月1日に献氷祭が行われます。

メモ JR・近鉄奈良駅から市内循環バス外回り、氷室神社・国立博物館前下車。【奈良まほろばソムリエの会理事 清水千津子】


今年の5月1日(月)はあいにくの平日だが、休みが取れる方には、ゆったりお参りできる絶好のチャンスである。ぜひご参拝ください!

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モリソン万年筆&カフェ

2017年04月25日 | グルメガイド
「万年筆ならモリソン」と一世を風靡したモリソン万年筆。御所市に本社と工場がありました。御所まちの本社建物内部をモダンにリノベーションして昨年11月、「モリソン万年筆&カフェ」がオープンしました。ぜひ、こちらのサイト(南都銀行提供「ええ古都なら」)をご覧ください!
※トップ写真はランチタイムのえびカレー。下は夜メニューの「グリル・ダッチ」



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たまゆら音楽祭(第7回)/奈良町物語館で5月14日(日)正午開演!(2017 Topic)

2017年04月24日 | お知らせ
今春(2017年)も恒例の「たまゆら音楽祭」が開催される。年2回、春と秋に開催されている。入場無料、途中入退室も自由である。場所は、ならまちの奈良町物語館。菊岡漢方薬局のお隣りである。主催者のHPによると、

「たまゆら」音楽祭は、アマチュアミュージシャンによる、道行く人への音楽祭です。奈良町の町家で年2回春と秋に定期的に開催しており、今回で第七回目を迎えます。実力派のミュージシャンたちが奈良町を音楽で彩ります。参加は完全無料でどなたでも自由に出入りできますので、是非とも奈良サウンドを聞きにお越しください。

日時 : 5月14日(日) 正午(12時)開演
場所 : 奈良町物語館 (奈良市中新屋町2-1)
(駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。)
入場無料 (誰でもお気軽にご参加ください)


まほろばclub(南都銀行の行員・OBによる「おやじバンド」)心の旅(2016年春)


【出演】
1.たまゆら倶楽部(12:10)
 ナイスミドルの仲良しクラブ
2.SIGと愉快な仲間たち(12:30)
 沖縄のソウルフルなサウンドが得意
3.千葉ユキ&いちもとみつる(13:10)
 ウクレレとやさしい歌声が持ち味
4.セピア・トルネイド・オブ・ザ・ネイバーズ(13:50)
 楽しいロックバンドです
5.森井 康文(14:30)
 二胡の調べをお届けします
6.まほろばclub(15:40)
 甘い歌声をお楽しみに



司会:井手さゆり
プロデュース:keisuke
PA:清水雅直

主催:奈良町「たまゆら」音楽祭実行委員会
後援:奈良市/奈良市観光協会/ならどっとFM.78.4MHz
協賛:ダイシン化工株式会社 文化事業部

お問い合わせ
 奈良まちづくりセンター内 たまゆら座事務局 平尾桂世
  TEL:0742-26-3476
 ダイシン化工株式会社 文化事業部 東陽子
  TEL:0742-62-7951


「おやじバンド」まほろばclubの演奏は、ときどき耳にしている。公式サイトは、こちらで、過去の動画は、こちらで視聴していただける。最近は、熱心なファンもいらっしゃるようだ。

このイベントに協賛しているダイシン化工株式会社は、月1回(第1火曜日21:00~21:30 再放送は第2火曜日同時間)、ならどっとFM(78.4MHz)で「たまゆらα~奈良の響き~」という番組を放送している。奈良にゆかりの著名人へのインタビュー、奈良にまつわるラジオドラマと二胡の演奏(森井康文さん)の3部構成である。公式Facebookは、こちらである。

皆さん、ぜひ 5月14日(日)は奈良町物語館へ足をお運びください!
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