tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

多忙のため2017年からは毎日更新できないかも…。しかし、中身は充実いたしますので、引続きのご愛読よろしくお願いします!

関西の迎賓館 奈良ホテル(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第26回)

2017年07月18日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」メンバーが交代で執筆する毎日新聞奈良版の「ディスカバー!奈良」(毎週木曜日掲載)、先週(7/13)掲載されたのは「逸話秘めた絵画や調度 奈良市の奈良ホテル」、執筆されたのは同会きってのパワフルウーマン・山﨑愛子さんだ。
※トップ写真は、辰野金吾氏設計の桃山御殿風ヒノキ造りの本館(=奈良ホテル提供)

本文を紹介する前に、同ホテル設計者の辰野金吾(たつの・きんご)のことを紹介しておこう。金吾はフランス文学者・辰野隆(ゆたか)の父である。隆は東京帝国大学で日本人初のフランス文学講座担当者で、門下には渡辺一夫や小林秀雄がいる。『日本大百科全書』によると、

辰野金吾 たつのきんご[1854―1919]
明治・大正時代の日本建築界の元勲とされる。安政(あんせい)元年8月22日、唐津(からつ)藩(佐賀県)に下級武士の次男として生まれる。工学寮を経て1879年(明治12)工部大学校造家学科(現、東京大学建築学科)第1回生として首席で卒業。翌1880年、イギリス留学を命じられ1883年帰国、1884年から工部大学校に日本建築の講座を設けて担当する。

以来、近代日本の建築界を指導し、数多くの建築家を育成したほか、教育界、建設界にも業績を残している。1898年帝国大学工科大学長となり1902年(明治35)退官。建築学会会長、議院建築調査会委員を歴任したほか、辰野葛西(かさい)建築事務所(東京)、辰野片岡建築事務所(大阪)を開設、日本銀行本店、東京駅、旧両国国技館をはじめとする日本近代建築史上重要な作品を手がけている。大正8年3月25日没。なお長男はフランス文学者、随筆家の辰野隆(ゆたか)。

辰野金吾の門下生の1人が長野宇平治(ながの・うへいじ)で、南都銀行本店はじめ数々の銀行建築を残している。では、山﨑さんの記事全文を紹介する。


アインシュタイン博士が演奏したというピアノ

関西の迎賓館として1909(明治42)年に開業した奈良ホテルは、和洋折衷のクラシックホテルです。創業108年という長い歴史を持ち、いたる所に絵画や調度の名品が飾られていて、まるで美術館のようです。

玄関ホールには鳥居とマントルピース(暖炉)があり、上村松園の絵画「花嫁」を間近に鑑賞できます。赤いじゅうたんの重厚な大階段は撮影スポットです。下から7段目に立ち、斜め下から撮るのがコツ。背景に和風シャンデリアが入り、足も長く写るとか。「奈良の休日」を過ごしたオードリー・ヘップバーンは、そのシャンデリアの前で家族写真を撮りました。

開業当時のままの姿を保つロビー「桜の間」には、アインシュタイン博士が宿泊の際に弾いたピアノが展示されています。宿泊しなくても館内は見学できます。美術品や調度品めぐりを楽しむ「奈良ホテルの休日」はいかがですか。

メモ:JR・近鉄奈良駅から天理方面行きバスに乗車し、奈良ホテル下車。(奈良まほろばソムリエの会 山﨑愛子)


奈良ホテルの「ホテルショップ」(本館1階)も楽しい。センスのいいオリジナル商品をはじめ、奈良の銘品がここで買える。山﨑さん、いい記事をありがとうございました!

         

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