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古建築を復元する(吉川弘文館刊)/復元の世界を分かりやすく

2017年05月13日 | ブック・レビュー
 古建築を復元する~過去と現在の架け橋~
 海野聡
 吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)


水曜日(5/10)の奈良新聞に、「古建築復元、入門に 奈文研研究員が著書 基礎など分かりやすく」という記事が出ていた。版元のHPに、「内容紹介」と「目次」が出ている。

竪穴建物や高床倉庫、寺院など、各地の遺跡の復元建物により、私たちは当時の姿を具体的に思い描くことができる。だが、その復元がどのように行われているかを知る人は少ない。発掘遺構や遺物、現存する古代建築、絵画資料など、あらゆるピースを組み合わせることで完成する復元の世界とはいかなるものか。その裏側を垣間見て、知られざる魅力に迫る。

復元の世界へのいざない―プロローグ/古建築を知る(古建築の基本構造/建築各部の構造/さまざまな建築形式と平面)/建物の痕跡を見る(建物のさまざまな基礎構造/建物に付随する発掘遺構/出土遺物)/発掘遺構と建物をつなぐ(復元のフロー/復元をサポートする資料/発掘遺構から復元建物へ)/復元の裏側をのぞく(宮殿を復元する―平城宮第一次大極殿・朱雀門/寺院を復元する―四天王寺/集落を復元する―登呂遺跡)/復元建物の楽しみ方とこれから―エピローグ


うーん、これは面白そうだ。Amazonのカスタマーレビューには、

古建築の基本から、わかりやすい言葉で解説した本ですね。写真や図版が多くて、歴史の本とは一線を画している。実際の復元の苦労話も面白い!

と出ている。この分野の本は少ないので、とても有り難いことである。平城宮跡などを案内するときに重宝しそうだ。皆さんも、ぜひ!

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