tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

サッカーファンは、八咫烏神社へ!

2010年06月29日 | 奈良検定
いよいよ今夜(6/29 日本時間午後11時)は、日本代表が初のワールドカップ8強入りに挑む決勝トーナメントだ(FIFAワールドカップ2010 南アフリカ大会)。日本はパラグアイと対戦する。

日本サッカー協会のシンボルマークといえば、八咫烏(やたがらす)という3本足のカラスだ。八咫烏は、鴨建角身命(かもたけつのみのみこと)の化身であるとされる。鴨建角身命を祭神としてお祀りしているのが、宇陀市榛原区の「八咫烏(やたがらす)神社」である。なおこれら3枚の写真は、ブログ「奈良に住んでみました」を運営されるnakaさんのご好意で、お借りすることができた。nakaさん、有り難うございました!
※サッカーファンにご利益が?『八咫烏神社』@宇陀市(奈良に住んでみました)
http://small-life.com/archives/10/06/0521.php



境内の案内板によると《武角身命(たけつのみのみこと 建角身命)を祭神とする八咫烏神社は、『続日本紀』に慶運2年(705年)9月、八咫烏の社を大倭国宇太郡に置いて祭らせたことがみえ、これが当社の創祀となっています。江戸時代(文政年間・1818~1830)には、これまで石神殿であったものが春日造りの社殿となりました。その後、紀元二千六百年を記念して社域を拡張・整備し、現在に至っています》。
※八咫烏神社のホームページ
http://www.yatagarasujinja.net/



《『古事記』『日本書紀』によると、神武天皇が熊野から大和へ入ろうとしたときに道案内し、重要な役割をつとめたのが八咫烏(武角身命の化身)です。八咫烏は、中国の陽鳥としての考え方が影響しているようです。八咫烏伝承は、もともと宇陀の在地氏族に伝承されていたと思われますが、8世紀以降、山城の賀茂県主が有力となってからは、賀茂氏が祖とする武角身命が八咫烏となったようです》。



神社の境内には、2002年(ワールドカップ日韓大会の年)に日本サッカー協会などが必勝祈願を行った際、崇敬者から寄贈されたモニュメントがある。それが写真のカラスである。世間には八咫烏(建角身命)を祀る神社がたくさんあるが、サッカーファンならば『続日本紀』にも登場し、ルーツともいうべきこの神社に、ぜひお参りいただきたいものだ。



やたがらす(八咫烏)は、清酒メーカー・北岡本店(吉野郡吉野町上市)のブランドでもある。サッカーボールをかたどった、こんなお酒もある。「やたがらす サッカーボトル特別純米酒」(720ml 2499円)だ。今年は、売れ行きも上々のことだろう。
http://www.kitaoka-honten.com/



北岡本店の直詰品などを置く「目茶旨地鶏焼家 やたがらす」というお店もある。午前1時まで開いているので、ここで盛り上がるのも楽しそうだ。
http://yatagarasu.myp7.com/index.htm

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Topic つぶやきでまちお... | トップ | たりつの串揚げ丼は、串揚げ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

奈良検定」カテゴリの最新記事