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JR奈良駅前に ピアッツァホテル/6月30日(金)開業!(2017 Topic)

2017年06月24日 | お知らせ
奈良に待望のホテルがオープンする。その名は「ピアッツァホテル奈良」。なお「ピアッツァ」とはイタリア語で「広場」のことだ。日本経済新聞(6/24付)「JR奈良駅前にホテル フクダ不動産、外国語対応スタッフ配置」によると、
※トップ写真は同ホテルの公式HPから拝借

フクダ不動産(奈良県橿原市)は30日、JR奈良駅前にホテルを開業する。全面ガラス張りの11階建てで、英語、中国語などを話せるスタッフを配置する。奈良駅から徒歩約1分という利便性も生かし、インバウンド(訪日外国人)需要を取り込む。

「ピアッツァホテル奈良」は延べ床面積8464平方メートルで、部屋数137室のうち11室が畳敷きの和室だ。料金は1人1泊平均1万4000円程度。「ラグジュアリー感のある内装でビジネスホテルよりワンランク上を目指した」(福田文彦社長)としている。

フクダ不動産の子会社、ピアッツァホテルズが運営する。フクダ不動産は新築分譲マンション「ピアッツァコートシリーズ」や賃貸、リフォーム事業を手掛けてきたが、初のホテル事業になる。今後は奈良県や大阪府で同事業を強化する。


「ビジネスホテルのワンランク上」というコンセプトがいい。日本人はもちろん、JRの「Japan Rail Pass(ジャパン レール パス)」を使って奈良に来られるたくさんの外国人観光客にとっても朗報となるだろう。

それにしても、ここまで来るには行きつ戻りつの経緯があった。奈良新聞が「紆余曲折の10年 JR奈良駅西口ホテル 市の取り組み 事業凍結乗り越え」の見出しで詳しく書いているので、以下に紹介する。

奈良市のJR奈良駅西口にある元市有地で建設が進んでいたホテルが完成。長年の紆余(うよ)曲折を経て、ホテル業界新規参入となるフクダ不動産のグループ社が運営する「ピアッツァホテル奈良」がオープンの運びとなった。23日は、フクダ不動産の福田文彦代表取締役らが記者会見し、同市の仲川元庸市長も「10年がかりの大事業が日の目を見た。感慨もひとしお」と述べ、施設完成を祝った。

奈良の玄関口にホテルを誘致する取り組みは、平成18年3月の市議会で、当時の藤原昭市長が意欲を示したのが始まり。22年の平城遷都1300年祭に向け、滞在型観光の受け皿づくりとして、駅西口に隣接する市有地(約2500㎡)に大型ホテルを誘致する計画だった。しかし、土地を購入した不動産開発会社が経営破たん。事業を引き継いだ地元の企業も融資が受けられず撤退し、同事業の凍結で藤原市長は2期目不出馬に追い込まれた。

跡を継いだ仲川市長は、26年に提案競技方式で売却先を募集したが申し込みなく、同年12月に条件付き一般競争入札に切り替えた結果、マンション開発のフクダ不動産が予定価格6億8000万円に対し12億110万円で落札した。

23日の会見で、仲川市長は外国人の増加など、この間の観光を取り巻く環境の変化を指摘し、時宜を得た取り組みになったことを評価。その上で、今後も市内でホテル建設が進む状況を踏まえ「宿泊を呼び込むプロモーションや滞在時間を延ばす体験メニューの開発、販売を市観光協会とも連携しさらに進めたい」と意欲を示した。また質感の高い施設となったピアッツァホテルについて「上質な空間で、(観光客らに)奈良時間を満喫していただけるという意味で期待したい」と述べた。


奈良県の宿泊施設の客室数は、全国で最下位、宿泊客数は全国で最下位から2番目。しかも客室稼働率も低い。つまり(数ではなく)お客のニーズに合った「質」の宿泊施設が少ないということになる。

駅前という好立地にあって、しかも「ビジネスホテルのワンランク上」というこのホテル、お向かいの「ホテル日航奈良」と共存共栄しながら、多くのお客さんを引き付けていただきたいと期待する。

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2 コメント

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未だに夜が早いイメージが (よそもん)
2017-06-24 17:00:14
MBS『VOICE』のトップニュースでもホテルが取り上げられましたが、その中で記者さんが「午後8時半ごろですが、すでにしまっている飲食店もあり、人の姿はほとんどありません」とリポートしていました。
http://www.mbs.jp/news/kansai/20170623/00000065.shtml

これはバラエティ番組でも同じで、25日に再放送予定の読売テレビ『もんくもん』では「奈良は店が閉まるのが早すぎるんですよ」「奈良5時くらいから店閉まるもん。全部」という話に。

関西テレビ『ちゃちゃ入れマンデー』でも、16時に閉まる、奈良の人は外食せえへんのか?などと何回も言われています。
フェイクニュース (tetsuda)
2017-07-07 04:05:24
よそもんさん、コメントありがとうございました。

> 記者さんが「午後8時半ごろですが、すでにしまっている飲食店
> もあり、人の姿はほとんどありません」とリポートしていました。

1つずつ、反論していくしかないですね。これは1種の「フェイクニュース」です。「奈良にうまいものなし」という誤解も、このような格好で広まりました。

私はムキになって打ち消していますが、「まあまあ、そうマジにならずに」とたしなめられる始末です。

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