tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

喜多方ラーメンを食べよう!

2011年04月23日 | 意見
被災地周辺の農産物などに対する風評被害が、深刻な問題になっている。これに対し「被災地の産品を買って、被災地の復興を支援しよう」という動きが出てきている。朝日新聞(4/22付)《「被災地産」買って復興支援 都内で企画相次ぐ》によると《都とJA全農などは21日、新宿駅西口広場で東日本大震災の被災地や関東地方の野菜や米を売る「応援キャンペーン」をした》。

《野菜240箱と米100袋を約3時間で完売した。出荷制限を受けていない農作物の安全性を消費者にアピールするのが目的。27日にも正午から午後4時まで同じ場所で開く。販売したのは、茨城県産のピーマンや福島県産の米「ひとめぼれ」など福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉の計6県で作られた農作物11種類。都やJA全農の職員ら約20人が「野菜を食べて、被災地を応援してください」と通行人に呼びかけた》。

栃木県出身の「U字工事」も、東京都内で行われた栃木の物産展で、地元産品の安全・安心をPRした。日テレNEWS24(4/22付)によると《お笑いコンビのU字工事が22日、東京・池袋のサンシャインシティ噴水広場で開催中の「がんばろう日本!とちぎの観光と農産物フェア」(23日まで)に出席した。東日本大震災や原発事故による風評被害を払拭(ふっしょく)するとともに、観光地や農産物、県産品が安心で安全であることをPRするイベント》。
 
《「とちぎ未来大使」の一員でもあるU字工事の福田薫(32)は「未来大使に任命されてから、初めての仕事らしい仕事です」とにっこり》《益子卓郎(32)は「震災後、近所のスーパーに行くと栃木の『とちおとめ』が売っていた場所に違うメーカーのいちごが売っていたりして。そういうの、やっぱり寂しいですしね。栃木のいちご、大丈夫なんで、おいしいんで食べてもらいたいし、我々こうして丈夫なのも栃木の野菜や米を食べて育ったから。感謝の気持ちを忘れずに、これからもどんどん栃木を応援していきたいですね」とふるさとを思いやった》。



こういう動きにあやかろうと、私も近くのスーパーなどで東北産品を探した。なかなか見当たらなかったが、酒類のディスカウント店で、やっと一升瓶を1本見つけた。栃木市の北関酒造の生貯蔵酒(生酒を充填直前に加熱処理したもの)「越後杜氏 山崎忠一」1,219円で、これは晩酌に少しずついだだいている。やや辛口のスッキリしたお酒である。同じ栃木県の下野市(しもつけし)には長男夫婦が住んでいて、地震発生の日はまる一日停電したという。

福島といえば、喜多方ラーメンである。しかしこちらも風評被害に悩まされている。J-CASTテレビウォッチ(4/13付)《猪苗代湖も野口英世も喜多方ラーメンも閑散!風評被害・福島》によると《野口英世記念館(23万人)も人っ気がなく、喜多方市の人気ラーメン店もがらがらだ。店主は「日に15~20人」という。いつもなら200~300人で年間188万人だ。小原庄助さんの東山温泉には、意外や人がたくさんいた。が、みんな原発周辺からの避難者だった。この時期、修学旅行が必ず訪れる白虎隊の飯盛山も閑古鳥。ある旅館は「宮城の学校から修学旅行は風評被害の福島でという話があった。うれしいです」と話す》。



《井口「原発と会津は100キロ離れてるんですよ。東京から100キロというとどこですか。静岡ですよ。何の問題もないのに、外国人も含めてキャンセルが56万人。会津若松は年間340万人だったのに」 そんななか、『東京の福島』は大繁盛だという。八重洲観光交流会のアンテナショプ 「ふくしま」は人でいっぱいだ。「通常の3、4倍の人です。福島を応援したいというお客さんです」と館長が言う》《井口、「政府が安全についてきちっと話ができるスポークスマンを立てるべき。風評被害について、ひとり1人が判断できるようにして」と力が入った。その通り》。



ラーメンは大好物なので、何かできることはないかと、楽天市場を覗いていて、株式会社河京の「会津喜多方ラーメン館」(福島県喜多方市)というお店を見つけた。で、お店の「スペシャル サービス商品」、喜多方ラーメン5袋1,500円(1袋=2食入り)を注文した。内訳は、喜多方しょうゆラーメン(縮れ太麺 6食)、喜多方塩タンメン(細麺 2食)、昔なつかし中華そば(細麺 2食)、の3種類計10食である。送料込みで2,050円なので、1食はたったの205円である。

4/18(月)に届いたラーメンには、店長さんからの添え状(カード)が入っていて、そこには「この度はご利用いただき 誠にありがとうございます。こちら喜多方も暖かくなり 春を感じられるこの頃です。桜がたのしみですね」とあった。奈良ではほとんどの桜が散っていたが、会津ではこれから咲くのだ。「向こうはそんなに寒いのか」と、胸が詰まった。


麺はこんなに太い。トッピングは冷蔵庫にあった温泉卵、ソーセージ、もやし、刻みねぎ

今日、初めて封を切った。いただいたのは、醤油ラーメンである。Wikipedia「喜多方ラーメン」には《札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで日本三大ラーメンの一つに数えられることもある》《スープは豚骨のベースと煮干しのベースを別々に作り、それをブレンドしたもので、醤油味がベースだが、店によっては塩味や味噌仕立てなど千差万別である。麺は太めの平打ち縮れ麺を使っている》とある。基本は、醤油味・平打ち縮れ太麺なのである。素朴なあっさりラーメンで、もちもちした太麺の食感も、豚と鶏のエキスが利いたスープもいい。これは飽きのこないラーメンである。

東北までボランティアに駆けつけるわけにはいかないので、義援金のほか、これといった支援策が思い浮かばなかったが、こんな「経済支援」もあるのだ。ラーメン好きの皆さん、ぜひ喜多方ラーメンを食べて、喜多方の町を応援しましょう!

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