水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

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米ビキニ水爆実験から60年 三崎港の元船員は放射能とは怖いんだという。

2014-03-01 | 放射能被ばく・後遺症関連

'14-03-01投稿、追加・修正

 既報放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について) (2012-12-10)に記載しましたように、地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている巨大なエネルギーを持つ放射性物質主に、エアロゾル化している放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線などによる放射化もしくは励起によって生物多様性 」、「内部被曝 」、「異常気象など天変地異などに影響していると個人的には杞憂しています。

 放射性物質は、気流、海流、降雨・降雪などによって再拡散して諸悪の発生を引き起こしていると思われます。

 ビキニ水爆実験から60年経ちます。

 実験後5年くらいは雨が降ると「死の灰」に気をつけなさい注意されていた記憶がありますが、今なお鮮明に当時の船員の言葉から、当時の放射能の有象無象に及ぶ怖さがわかります。

 東京新聞 

2014年2月27日 夕刊

米ビキニ水爆実験60年 放射能は怖いんだ 三崎港の元船員 苦悩語る
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014022702000251.html

一九五四年、太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で米国が行った水爆実験で、マグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした事件から三月一日で六十年となる。放射能で汚染された魚を水揚げした日本の漁船は延べ約千隻に達し、マグロ漁の一大基地である三崎港(神奈川県)の漁船も魚の廃棄などの損害を受けた。遠く離れた海域まで及んだ汚染に直面した元船員たちは「体験を若い人たちに伝えなければ」と語る。 (橋本誠)

 「放射能は怖いと思った。風に乗り、落ちた灰も海流に乗っていくんだから

 

 「第11福生丸」の船長だった今津敏治さん(84)=神奈川県三浦市=が当時を振り返る。

 

 実験があったその日、今津さんらはビキニから数千キロ離れたフィジー周辺で操業中だった。焼津港(静岡県)に帰った第五福竜丸の被ばくが十六日に報道された後、船主からの無線で実験を知る。帰路はビキニに近づかないよう遠回りし、船体をせっけんで洗って四月に帰港した。

 

 上陸すると、検査官が船員や魚に測定器を当てた。汚染はないと思っていたが、船体やカジキ、サメから国の廃棄基準を超える放射能が検出され、驚いた。約百六十トンの魚のうち十~二十トンが廃棄され、魚の価格低迷にも苦しんだ。「漁師にとって、魚は生活の資源なのに」。米国への憤りが収まらなかった。

 

 「灰かぶりは来るな」。「第13丸高丸」の甲板員だった鈴木若雄さん(82)=三浦市=は五四年春、静岡県の漁港で飲食店の女性から入店を拒まれた。操業していたのはビキニの数千キロ東のミッドウェー島付近。方向が違うと説明したが、いわれのない偏見に「一番こたえた。こんなところまでうわさが来ているのかと」。

 

 港には報道陣が押し寄せていた。白衣の検査官が選別した魚は、廃棄のため岸壁の方へ運ばれていったのを覚えている。

 

 長い間体験を話す機会がなかったが、今月二十日、原水爆禁止神奈川県協議会のビデオメッセージ撮影に応じた。二十八日午後、静岡市で開かれる「被災六十年三・一ビキニデー集会」で上映される。

 

 鈴木さんは、とつとつと繰り返した。「百年も二百年もたったら人間は忘れてしまうが、水爆を使うばか者が出たら困る。経験したことを見ていただき、皆さんが覚えていてくれれば」

 

 ビキニ水爆実験と慰謝料 1954年3月1日に広島型原爆の1000倍の威力を持つ水爆を爆発させるなど、米国が同年5月までに計6回の実験をビキニ環礁で実施第五福竜丸はビキニ環礁の約160キロ東の海上で放射性物質を含む「死の灰」を浴び、無線長の久保山愛吉さんが同年9月、急性放射線障害により40歳で亡くなった。第五福竜丸展示館(東京)によると、米国の見舞金による漁船への慰謝料約5億8000万円は25都府県に配分され、神奈川県が最も多かった。慰謝料は船主を通じて支給されたが、一般船員にはほとんど行き渡らなかった。米国は第五福竜丸の事件後の54年3月19日、危険区域を拡大した。という。

⇒核実験、原発事故による環境中に放出された放射能による被爆は怖いものです。

関連投稿:
放射線に係る記載を調べました。(その5:後遺症の引例いつでも元気 2004.2 No.148
全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、
(一部抽出しました。)
被爆者に影響した放射線は三種類あります (1)一分以内に到達した初期放射線、(2)きのこ雲にふくまれて上昇し、黒い雨、黒いすす、放射性微粒子になって降った放射性降下物からの放射線、(3)爆心地に近いところでは、地上の残留放射性物質(中性子線をあびて放射性をもった土や建物など)からの誘導放射線―の三つです。
 
 一・五以内で被爆した人は、主として(1)の初期放射線を浴びました。非常に高い線量を体の外からあびる「外部被ばく」によって、多くが亡くなっています。
  一方、遠距離被爆者は(2)の放射性降下物、後から爆心地に入った「入市」被爆者は(3)の誘導放射性物質によって、低線量ですが、やはり「外部被ばく」しました。 また、どの被爆者も呼吸や飲食で体内にとりこんだ残留放射性物質から放出された放射線で、集中的に「内部被ばく」していますという。

「エアロゾル」に係る記載(その8:放射性物質の微粒子径) 

 

  また、水爆といえばトリチウムを思い出しますが、

放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)の引例

ATOMICA
トリチウムの環境中での挙動 (09-01-03-08)
によれば、
「・・・
 1.地球規模でのトリチウム挙動
 トリチウムは自然界において常に生成されている。その主な生成場所は大気である。トリチウムは、大気上層において宇宙線の陽子中性子と大気を構成している窒素や酸素との核反応により生成される。この天然起源のトリチウムは、地球全体では生成と壊変が平衡した状態にあり、その存在量は約1.0~1.3EBq(エクサベクレル)(1EBq=1018Bq)と原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が推定している。地球環境中トリチウムの最大の発生源は、大気圏内核実験、特に1954年以降の水爆実験である。1963年の大気圏内核実験停止条約締結までに天然起源の200倍程度のトリチウムが放出されたと推定され、・・・」という。

  「放射能は怖いと思った。風に乗り、落ちた灰も海流に乗っていくんだから」という言葉も個人的には印象に残ります。

ちなみに、過去の核実験の記録によれば、
核実験実施事例
引用:
http://www.ctbto.org/specials/
1945-1998-by-isao-hashimoto/
(クリック 動画)

 <核実験実施状況>




 以下、本題から少しずれますが、個人的なメモとして記載しました。

放射性元素の質的な変化として、
「・・・<元素の存在形態に係る考察>
 海水中の元素はさまざま要因*によって、その存在形態が下図のように変わると思われます。
*各元素の化合物の存在形態は海(主成分:Naイオン、Clイオン)の温度およびpHに影響を及ぼす溶存酸素(O2)、溶存CO2、SOx、NOx、POxイオン、微生物などの共存状態によって変化すると想われます。
 
google画像検索から引用した海水中の微量元素の存在状態>
 
      詳しく見る>>・・・

 

量的な規模として、

既報水とはどのようにあるべきか(その2:純粋な水に含まれる汚染トリチウム水の重量換算はどの程度か?)
引例:http://www.shse.u-hyogo.ac.jp/
kumagai/eac/ea/water.html
によれば、

トリチウムの天然での存在重量比*は 
H:D:
=99.984426(%):0.015574(155.74PPm):10-19
(0.0001ppq)

高感度の分析機器の発展で分析感度がppm(100万分の1)からppb(10億分の1)、ppt(1兆分の1)、最近はppq(1000兆分の1)まで登場していますという。
       ppm:parts per million     10-6
       ppb:         billion     10-9
       ppt:         trillion     10-12
       ppq:         quadrillion  10-15

と天然での存在量は途轍もなく極めて少量ですが、水分子(HO)に換算してその重量濃度(ピコg/L)で表示されていれば、トリチウム水は個人的にはわかり易いのでは?と勝手に妄想しています。

 今まで問題となったクロム、カドミウムなどはppmオーダーで問題となっていますが、トリチウム水はどのくらいなのだろうか?分かりやすくなると想われます。

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